実際に現場を回っているとオーナー様から、現在他の決済代行会社で使用中のお店で、AirペイとSquareがどっちがいいの?というお声を高い確率で聞かれます。
正直なところ、2023年3月迄はSquareの方がJCBの手数料が高く、Squareからすると少し不利な展開が続いておりましたが、2023年4月以降はJCBの改定にもよりAirペイとSquareの決済手数料自体はあまり変わらなくなりました。
今回はAirペイとSquareで検討しているお店の方に向けて解説していきます。
各項目 | Airペイ | Square |
---|---|---|
端末種類 | 1種類 | 4種類 |
決済手数料 | 3.24% | 3.25% |
月額料金 | 0円 | 0円 |
振込手数料 | 0円 | 0円 |
入金サイクル | 最大6回 | 最短翌日 |
決済方法の種類 | 1種類 | 4種類 |
端末保証の期間 | 6ヶ月 | 1年間 |
サポート体制 | 9:30~23:00 | 10:30~18:00 |
審査期間 | 最短3日 | 最短当日15分 |
決済端末の比較検証について
Airペイ(エアペイ)決済端末の詳細
本体の種類 | 詳細 |
---|---|
■製品名 Airペイカードリーダー ■本体価格 20,167円→0円 ■ご用意する物 iPadまたはiPhone(Android不可) ■レシートプリンター※必要な方は別途購入 |
Airペイ(エアペイ)の特長
Airペイの決済方法としてカードリーダー型の決済方法となり、タブレットorスマホと連携をし決済する方法となります。カードリーダー本体は1種類のみ。
- お店の方で本体が選べない
- Androidの端末が対応不可
本体自体は1種類のために決済端末を選ぶことはできませんが、現時点で0円スタートキャンペーンを開催しており、20,167円の本体が0円で手に入る状況です。
カードリーダー型の特長として、レシート機能はございません。レシートが必要な方は手書きで領収書を渡しているか、レシートの代わり明細をメールで送信することが可能となります。ただしレシート(紙明細)が必要なお店の方は、レシートプリンターを別途購入する必要がございます。
Square(スクエア)決済端末の詳細
本体の種類 | 詳細 |
---|---|
■製品名 Squareリーダー ■本体価格 4,980円 ■ご用意する物 スマホorタブレット(ios.Android対応) ■レシートプリンター※必要な方は別途購入 | |
■製品名 Squareターミナル ■本体価格 39,980円 ■ご用意する物 不要 ■レシートプリンター 本体に内蔵 | |
■製品名 Squareスタンド ■ご本体価格 29,980円 ■用意する物 iPad ■レシートプリンター※必要な方は別途購入 | |
■製品名 Squareレジスター ■ご本体価格 84,980円 ■レシートプリンター※必要な方は別途購入 |
Square(スクエア)の特長
Squareの決済方法としては、カードリーダー型の決済方法やオールイワン型の決済端末など、いろんなタイプがあり、お店側で本体が選べることが強みです。
- 4種類の決済端末があり、お店側で選べる
- ios.Androidに対応(※Squareリーダーの場合)
1番人気のSquareリーダーに関しては、Airペイ同様レシート機能はございません。
対処方法としては、ショートメールやメール等で電子レシートの送信が可能となっております。ほとんどのお店の方が、電子レシートで対応しておりますが、レシート(紙明細)をご希望のお店の方は、レシートプリンターを購入する必要がございます。
レシート(紙明細)がどうしても必要というお店の方で、レシートプリンターを購入するのであれば、Squareターミナルをおすすめします。
理由として、レシートプリンター自体が4万前後かかります。Squareターミナル(39,800円)であればプリンター内蔵型の決済端末機となるため、タブレット等は不要となり、1台で全てが完結します。
まとめ(決済端末)
Airペイは決済端末は1種類。注意点としてはAndroid端末が不可のため、iPadまたはiPhoneを必ずご用意する必要がございます。
逆にSquareは決済端末は4種類。Squareリーダーの場合、ios.Androidに対応しております。
決済端末の導入費用に関しては、Airペイの決済端末が無料に対して、Squareは最低でも4,980円は必要です。
導入費用を掛けずに申込みたいというお店の方は、Airペイ一択です。
取り扱えるブランドと決済手数料の比較について
Airペイ(エアペイ)決済手数料 消費税
決済方法 | 取扱いブランド | 手数料 |
---|---|---|
クレジットカード | 3.24% | |
QRコード決済 | 3.24% Coin+→1.08% | |
電子マネー | 3.24% |
Airペイ(エアペイ)の特長
Airペイのクレジットカード・QRコード決済・電子マネーの取り扱いブランド数が現時点68種類と非常に多いのが強みとなります。決済手数料に関しては、月額料金がかからない決済端末の中では、業界最安値の決済手数料となります。
Square(スクエア)手数料 消費税
決済方法 | 取扱いブランド | 手数料 |
---|---|---|
クレジットカード | 3.25% | |
QRコード決済 | 3.25% | |
電子マネー | 3.25% | |
電子マネー | 3.25% |
Square(スクエア)の特長
Squareの特長は、QRコード決済の取り扱いが現時点ではPayPayのみとなります。Airペイと比べて、QRコード決済の種類が少ないのが難点となります。ただ、QRコード決済の中では、PayPayの利用率が圧倒的に高いため、PayPayのみで十分という意見もございます。
まとめ(取り扱えるブランドと決済手数料 )
決済手数料に関しては、クレジットカード・QRコード決済・電子マネーが実質0.01% Airペイの方が低くなっている状況です。
決済額 | 差額 |
---|---|
50万 | 50円 |
100万 | 100円 |
150万 | 150円 |
200万 | 200円 |
例えば、クレジットカードの決済額が1ヵ月に100万の場合、AirペイとSquareを比べた場合、Airペイの方が100円お得になるというイメージです。決済売上げが50万以下の場合ですと、数50円の差になりますので、この差額が高く感じるかどうかは人それぞれかと思います。
逆に、QRコード決済の種類が多い方がいいという方は、Airペイ一択となります。
月額料金・振込手数料・入金サイクルの比較について
項目 | Airペイ(エアペイ) | Square(スクエア) |
---|---|---|
月額料金 | 0円 | 0円 |
振込手数料 | 0円 | 0円 |
入金サイクル | 最大6回 | 最短翌日入金 |
キャッシュレス決済導入後にかかる費用に関して【月額費用】【振込手数料】は非常に重要な検討材料になりますが、AirペイとSquare共に無料となっております。
差が出るのは、【入金サイクル】になってきます。
Airペイも最大6回の入金サイクルと他の決済代行会社と比べても非常に多い方ではありますが、それを上回るのがSquareで売上金を最短翌日入金を採用しており、実際に使用しているお店の方からは非常に好評となっている部分となっております。
AirペイとSquareの入金サイクルの詳細に関しては、別記事でご紹介しておりますので、参考にしてみて下さい。
決済方法について
決済方法 | Airペイ(エアペイ) | Square(スクエア) |
---|---|---|
対面決済 | 〇 | 〇 |
継続課金(サブスク) | × | 〇 |
ECサイト決済 | × | 〇 |
請求書決済 | × | 〇 |
ブラウザ決済 | × | 〇 |
決済方法だけで比較をすると、上記の通りSquareの方が圧倒的に有利な状況です。
Squareでは、あらゆる決済機能を取り扱っているのが特徴です。そのために幅広い業種の方に対応できるのが強みとなり、今は対面決済のみで十分だけど、今後ECサイトで商品の販売も検討しているというお店の方は、間違いなくSquare一択となります。
今後ECサイトで商品の販売も検討しているというお店の方は、別記事で解説しておりますので、是非参考にして見て下さい。
決済端末の保証期間について
決済端末の本体の保証期間に関しては、Airペイは6ヶ月なのに対して、Squareは1年となり、本体の保証期間に関しては、Squareが有利な状況です。
導入後のサポート体制について
項目 | Airペイ(エアペイ) | Square(スクエア) |
---|---|---|
問い合わせ方法 | 電話・メール・チャット | 電話・メール |
対応時間 | 9:30~23:00 | 10:00~18:00 |
休業日 | 年中無休 | 年末年始 (別途臨時休業あり) |
サポート体制を比較すると、Squareが18時までに対して、Airペイは23時まで対応しているため有利な状況です。サポート時間は長い方がいいというお店の方は、Airペイがおすすめです。
各社のお問い合わせ方法の詳細に関しては、別記事で解説しておりますので、参考にして見て下さい。
どちらが早く導入ができる?
どこの決済代行会社でもそうですが、各ブランドによっては審査期間は変わります。お店で頻繁に使用がされますVISA・Mastercardにつきましては比較的に速く審査自体が完了します。
Airペイ | Square |
---|---|
Visa・Mastercard(R)・UnionPay(銀聯) | VISA・Mastercard・American Expressカード |
最短3日 | 最短当日15分 |
Airペイ | Square |
---|---|
JCB・American Express・Diners Club・Discover | JCB・Diners Club・Discover |
20日前後 | 5日前後 |
審査自体は、AirペイよりもSquareの方が圧倒的に速く審査が完了致します。JCBの審査は通常1ヵ月程かかるのが通常ですが、Squareに関しては圧倒的に速き審査が終わります。
ただし、審査自体が完了しても決済端末が届かなければ意味がございません。目安としては、審査通過後2~4日で届きます。
お店に早く導入をご検討されているお店の方は、間違いなくSquare一択です。
審査通過後、各社の決済端末の接続方法や操作方法につきましては、別記事で解説しておりますので、参考にして見て下さい。
審査で有利なのは?
結論、審査で有利なのはSquareです。
Squareの特長は、少しでもたくさんのお店の方にご利用していただきたいという観点から審査自体をゆるくしている印象です。
ただし、気をつけないといけない点が審査自体がゆるい分、理不尽な使い方をすると一発で取引停止(アカウントが停止)になります。
個人的に良いなと感じるのは、Squareでは審査を開始するのにアカウントを作成(無料)しなければなりません。
その際のアカウント作成時の際に、提出書類等もございませんので、最短5分で手続きが完了する点が高評価です。(※場合によっては提出を求められるケースもあり)必要書類を揃える時間がないお店の方はSquare一択です。
各社の審査については、別記事で解説しておりますので、是非参考にして見て下さい。
エアペイ スクエア 併用は可能?
ここまで冒頭でもお伝えしてきましたが、AirペイとSquare正直どちらも非常に人気です。Airペイには良い面もあり、気になる点もございます。Squareも良い面もあれば、気になる点もございます。
どちらを利用するかを悩んでいるお店の方も非常に多いかと思いますが、実際に現場を回っておりますと、数年前までは、1つの決済代行会社で使用しているお店が主流でしたが、ここ最近、決済代行会社の数も増え、各社どちらも取り入れて、上手く使い分けをされているお店をよく見かけます。
併用でのメリットになる点としては
本体自体の故障など頻繁に起こることではございませんが、もし決済端末が故障した場合、数日間はお客様に対応ができません。実際にそういった場面も見てきております。そういった場面を防ぐにも、併用も検討材料になるのではないでしょうか。
AirペイとSquareの相性が非常に良く、ここ最近併用として取り入れているお店の方が多い理由として、共に月額料金がかからない決済代行会社となるため、お店側にリスクがございません。
まとめ
今回は上記の部分で、AirペイとSquareの比較をしましたが、今までは決済手数料だけで決めるお店の方が多かったのに対して、2023年4月以降、決済手数料自体にあまり差がなくなったため、決済手数料以外の項目で決めるお店の方が増えてきております。
Airペイの特長
- Android端末の対応不可
- 68種類のあらゆるブランドに対応
- 決済手数料一律3.24%
- 導入費用0円
- 月額料金0円
- 振込手数料0円
- 売上金が最大6回の入金
- 23時までのサポート体制
- 審査結果が最短3日
- 違約金なし
- 決済端末の保証は6ヶ月
Squareの特長
- ios.Androidどちらも対応(※Squareリーダーの場合)
- 決済端末の本体が選べる
- 決済手数料3.25%~
- 導入費用4,980円~
- 月額料金0円
- 振込手数料0円
- 売上金が最短翌日入金
- 豊富な決済手段がある
- 審査結果が最短当日15分
- 違約金なし
- 決済端末の保証は1年
各社の特長をまとめてみました。上記の項目を自分のお店と照らし合わせて、お店に合った決済代行会社をこの機会に選んでみてはいかがでしょうか。
Squareだけの安心材料
Airペイ・Squareのキャンペーン情報についての詳細は、別記事で解説しておりますので、参考にして見てください。