Squareの決済手数料は実際に高いの?という疑問を持つ方がおられます。
実際のところSquareの場合、他の決済代行会社とは違い、あらゆる決済手段があり、その決済手段によって決済手数料が変わります。
この数年のニュースとして、
- iDの決済手数料が引き下げを実施(2024年度)
- JCBの決済手数料の引き下げを実施(2023年度)
- QUICPayの引き下げを実施(2023年度)
今回は、その点についても回答させていただきます。
Square(スクエア)決済手数料について
他の決済代行会社であれば、通常お店での対面決済のみが多いところ、Squareでは、そのお店に合った、あらゆる決済手段があり、その決済手段によって決済手数料が変わります。
Square決済手段は4種類
- お店での対面決済(都度決済)
- 自動課金決済(月謝等)
- 請求書決済
- オンライン決済
Square(スクエア)お店での対面決済(都度払い)
対面決済とは、よくお店で見かける王道の決済手段でありますが、お客様がお店にご来店orお店の方がお客様の方へ訪問(宅配など)。決済端末を通じて決済する決済手段となります。
対応可能ブランド | 手数料 |
---|---|
3.25% | |
3.25% | |
325% |
以前まではiDの決済手数料が3.75%でしたが、2024年4月3日以降、3.25%に引き下げを実地したことにより、対面決済での決済手数料が一律3.25%となります。
Square(スクエア) サブスク決済の手数料
対面決済での都度払いとは違い、Squareでは、自動継続課金という決済手段があり、塾・ジム・エステ等で月謝払い(サブスク)をご利用する方に向けての決済手段となります。
事前にクレジットカードを登録することによって、自動的に毎月引き落としがされるため、お店の方でも管理自体が非常にしやすくなるのが特徴です。
対応可能ブランド | 手数料 |
---|---|
3.6% |
自動継続課金の決済手数料は、一律3.6%となります。
Square(スクエア)請求書決済の手数料
対応可能ブランド | 手数料 |
---|---|
3.75% |
請求書決済の決済手数料は、一律3.75%となります。
Square(スクエア)オンライン決済の手数料
対応可能ブランド | 手数料 |
---|---|
3.60% |
オンライン決済の決済手数料は、一律3.6%となります。
Square(スクエア)JCB手数料の引き下げ
Squareでご利用の方
各決済ブランド | 2023年4月27日迄 | 2023年4月28日以降 |
---|---|---|
3.25% | 3.25% | |
3.25% | ||
3.25% |
今回、Squareが下記のブランドの決済手数料を引き下げを実施しました。
- JCB 【3.95%→3.25%】実質0.7%の引き下げ
- QUICPay 【3.75%→3.25%】実質0.5%の引き下げ
今までのSquareの弱点が、JCBの決済手数料が他の決済代行会社と比べても高く設定をされておりましたが、2023年4月28日以降、JCBの改定にもより、
3.95%→3.25%に引き下げを実施
を行ったことで、実質0.7%の引き下げとなり、Squareの申し込みが非常にしやすい環境となりました。
では、今回の引き下げを行ったことにより、実際にどのくらいの決済手数料の差がでるのかを見ていきましょう。
JCBカード売上 | 3.95% | 3.25% | 差額 |
---|---|---|---|
50万 | 19,750円 | 16,250円 | 3,500円もお得 |
100万 | 39,500円 | 32,500円 | 7,000円もお得 |
200万 | 79,000円 | 65,000円 | 14,000円もお得 |
300万 | 118,500円 | 97,500円 | 21,000円もお得 |
400万 | 158,000円 | 130,000円 | 28,000円もお得 |
500万 | 197,500円 | 162,500円 | 35,000円もお得 |
1000万 | 395,000円 | 325,000円 | 70,000円もお得 |
上記を見ての通り0.7%の引き下げは、非常にお店側からすると助かる部分ではあります。
今までであれば、入金サイクルが早いのでSquareを本当は使いたいんだけど、JCBの決済手数料が今より上がってしまうのは、非常に厳しいとのお声をよく現場で聞いておりましたが、今回の引き下げによって、Squareに切り替えるというお店も続々と増えてきております。
他社との決済手数料を比較した結果(クレジットカード)
今回の比較に関しては、月額料金がかからない決済代行会社のみでの比較をしております。
各決済ブランド | Square(スクエア) | Airペイ(エアペイ) | STORES(ストアーズ) |
---|---|---|---|
3.25% | 3.24% | 3.24% |
AirペイとSTORESが同率の3.24%。に対してSquareは3.25%。Squareの方が0.01%という高いという結果となっております。
では3.25%と3.24%で、どのくらいの決済手数料の差が出るでるのかを見ていきましょう。
毎月カード売上 | Airペイ | STORES | Square | 差額 |
---|---|---|---|---|
50万 | 16,200円 | 16,200円 | 16,250円 | 50円 |
100万 | 32,400円 | 32,400円 | 32,500円 | 100円 |
200万 | 64,800円 | 64,800円 | 65,000円 | 200円 |
300万 | 97,200円 | 97,200円 | 97,500円 | 300円 |
400万 | 129,600円 | 129,600円 | 130,000円 | 400円 |
500万 | 162,000円 | 162,000円 | 162,500円 | 500円 |
1000万 | 324,000円 | 324,000円 | 325,000円 | 1,000円 |
上記の差額が高いと感じるか、あまり変わらないと感じるかは、お店にもよりますが、Squareではその分、入金サイクルが最短翌日入金という強みがございます。
クレジットカードの決済手数料のみで決めるならAirペイとSTORESがおすすめです。
クレジットカードの決済手数料が0.01%はそこまでは気にならない。それよりも入金サイクルを優先するというお店の方は間違いなくSquare一択となります。
他社との振込手数料の比較した結果
入金方法 | Square(スクエア) | Airペイ(エアペイ) | STORES(ストアーズ) |
---|---|---|---|
自動入金 | 無料 | 無料 | 無料 |
手動入金 | - | - | 無料~200円 |
SquareとAirペイに関しては、振込手数料が無料なのに対して、STORESは、月1回の自動入金に関しては無料。手動入金に関しては、売上合計が10万円以上であれば無料。10万未満であれば振込ごとに200円が発生します。
詳しくは別記事で解説しておりますので、参考にして見てください。
Square(スクエア)各ブランドの決済手数料の消費税
Squareのクレジットカード・交通系の電子マネー等の決済手数料は非課税となります。
キャンペーン情報について
Squareでキャンペーンを開催しているかどうかは時期によって変わります。
最新のキャンペーン情報に関しては、別記事で解説しておりますので、ご検討しているお店の方は一度確認することおすすめします。
まとめ
Squareでの決済手数料以外についての詳細は、別記事でも解説しておりますので、参考にして見てください。
今回は、Squareの決済手数料は実際に高い?との検証ですが、月額料金がかからない決済代行会社の中での比較検証とはなりますが、対面決済でのクレジットカードの決済手数料は、他の決済代行会社と比べてもSquareが0.01%高いという結果となりますが、
その分
- 豊富な決済手段
- 売上入金が最短翌日入金
- どの銀行口座でも振込手数料が無料
これらの項目を含めたうえで、トータル的に検討しても、非常に価値のある決済代行会社ではないでしょうか。
AirペイとSquareの比較記事についての詳細は、別記事で解説しておりますので、ご興味のある方は参考にして見てください。