楽天ペイと言えば、オールインワン型の端末機が2023年7月に発売されました。
楽天ペイには、カードリーダータイプとアプリ決済と今回発売されたオールインワン型の3種類がございます。
今回発売された楽天ペイ ターミナルの特長としては、2つの通信機能があり、モバイル通信(4G LTE)とWi-fiの両方の接続が可能となります。
今回は楽天ペイターミナルについて、簡潔に解説していきます。
楽天ペイターミナルの基本情報について
楽天ペイターミナルはいつから?
楽天ペイターミナルとは、オールインワンマルチ決済端末で、カードリーダー型とは違い、レシートプリンターが本体に内蔵された端末機となり、2023年7月に発売されております。
楽天ペイターミナル 購入
楽天ペイターミナルはオールインワン型の端末機となり、購入するとなると本体価格は38,280円(税込)が必要です。
決済手段について
楽天ペイターミナルの決済手段は、都度払いの一括払いのみの取り扱いとなり、分割払いは不可となります。以前までは一括払いのみが主流でしたが、お店の業種によっては、
- お店で回数券のメニューがあるので対応をしたい
- インターネットでも物販等の販売をしていきたい
- 月謝やサブスクにも対応がしたい
上記のような要望もあるのも事実です。
ほとんどのお店の方は都度払いの一括払いのみで、問題がないかと思いますが、楽天ペイターミナルを導入する場合
決済手段についての詳細は、別記事で解説しておりますので、参考にして見てください。
楽天ペイターミナルの月額料金
月額料金 | 0円 |
楽天ペイターミナル導入するにあたり月額料金かかるの?とのご質問も受けますが、お店のWi-fiのご利用が可能であれば月額料金自体は発生しません。
楽天ペイターミナル SIM回線に対応
上記の通り、月額料金に関しては無料となりますが、楽天ペイターミナルでSIMを搭載することが可能です。ご利用する場合に関しては月額料金が発生します。
SIMをご利用する場合は
回線 | 事務手数料 | 月額費用 |
---|---|---|
楽天モバイル回線 | 3,300円 | 495円 |
モバイル通信のSIM等をご利用する場合には、事務手数料として3,300円(税込)+月額利用料495円(税込)がかかります。
楽天モバイルの電波が弱い地域のお店の方は、違う回線のSIMを搭載している決済代行会社で一度確認をして見て下さい。
決済代行会社 | 楽天ターミナル | PayCAS Mobile | アルファノート | スマレジ・PAYGATE |
---|---|---|---|---|
回線 | 楽天モバイル 回線 | ソフトバンク 回線 | docomo 回線 | docomo 回線 |
事務手数料 | 3,300円 | 0円 | 0円 | 0円 |
月額料金 | 495円 | 2,178円 | 990円 | 3,300円 |
楽天ペイターミナルの決済手数料
上記の通り、決済手数料は2.95%となっておりますが、税抜き価格となっており、よく使用されますクレジットカードのブランドの決済手数料は3.24%となります。
オールインワン型の端末機をご希望で、月額料金が発生しても3%以内の決済手数料に抑えたいというお店の方は下記の決済代行会社がおすすめです。
楽天ペイターミナルのロール紙(レシート)
楽天ペイをご利用するにあたり、レシート(ロール紙)の購入に関しては有料となります。
POSレジ連携について
楽天ペイターミナルでは、今後追加予定とのことですが、今現在POSレジとの連携に対応がされておりません。
POSレジとの連携をご希望のお店の方は、楽天ペイ カードリーダーであればスマレジなどのPOSレジ連携が可能となります。
オールインワン型でPOSレジに対応をしている決済代行会社をご希望の方は、下記にて確認をして見てください。
端末保証期間について
楽天ペイターミナルに限らずですが、楽天ペイターミナルは本体購入後1年間はメーカー保証が付いております。
本体を地面等に落とした場合の故障に関しては1年以内であっても有料となる場合もございます。
楽天ペイ 入金サイクル
楽天ペイ 自動入金
楽天ペイの入金サイクルは、楽天銀行をお持ちの方であれば、最短翌日自動入金となります。この点はお店側にとってはありがたいシステムとなります。
楽天ペイ 入金依頼
ただし楽天銀行をお持ちでないお店の方に関しては、入金依頼(手動入金)となり、お店側で毎月管理画面から入金依頼の手続きを行う必要がございます。
手動入金のメリットすれば、売上金が欲しい時にすぐに入金がされます。
デメリットとすれば、お店側で入金手続きをしなければ、ずーと入金がされないような状況となりますので、毎月忘れずに対応していかなければなりません。
楽天銀行の準備はできないけれども、最短翌日自動入金に対応したい方は、下記の決済代行会社が対応しております。
楽天ペイ 振込手数料
楽天ペイでの振込手数料に関しては、楽天銀行であれば振込手数料が毎回0円となり、お店側には非常にありがたいシステムとなります。
ただし、楽天銀行をお持ちでないお店の方は、1回ごとの入金に対して毎回330円が発生し振込金額より相殺される形となります。
各項目 | Square | 楽天ペイ |
---|---|---|
月3回振込みした場合の振込手数料代 | 0円 | 990円 |
上記の通り、楽天ペイで振込手続きをする場合、振込み回数分330円が発生し計990円がかかります。
振込手数料に費用をかけたくないお店の方は、下記の決済代行会社であれば、どの銀行でも無料となります。
継続的役務提供の受付について
お店によっては、回数券等のメニューをご用意している場合もあるかと思いますが、その場合注意が必要です。
【コース】や【回数券等】を数ヶ月にわたり継続的に提供するサービスは、決済代行会社にとって非常にリスクがあるために、ほとんどの決済代行会社で受付自体がNGとなっております。
受付自体がNGの理由として、こういったサービスの場合、成果が分かりにくい等もありクレーム等を事前に避けるためでもあります。
楽天ペイでは、受付の段階で不可となり、下記のように申し込み前に確認がされています。
もし、黙って使用しバレてしまえば、一瞬で取引停止(アカウント停止)になり、普段の決済すら突然できなくなります。楽天ペイでは、そういった面では厳しい印象を感じます。
継続的役務提供についての詳細は、別記事で解説しておりますので、参考にして見てください。
楽天ペイターミナルでPayPayは利用可能?
QRコード決済で一番利用率の高いPayPayですが、今後追加される予定はあるかも知れませんが、現時点、楽天ペイではPayPayの取り扱いをしておりません。
オールインワン型の端末機をご希望でPayPayをご利用したいお店の方は、下記の決済代行会社であれば、ご利用が可能となります。
楽天ペイターミナル テザリングについて
楽天ペイターミナルでは、Wi-Fi環境が理想ですが、スマホもしくはモバイルルーターからのテザリングも可能となっております。
他社との比較について
楽天ペイを検討されている方で、他の決済代行会社とも見比べたいお店の方は、別記事で解説しておりますので、参考にして見てください。
楽天ペイターミナル キャンペーン
楽天ペイターミナル 無料
楽天ペイターミナルでは、本体価格は38,280円(税込)です。ただし、2024年5月1日(水)12:00~キャンペーンを開催中です。
キャンペーン中にお申し込みをされたお店の方は、本体を無料で手にすることが可能です。
楽天ペイターミナルの評判や口コミについて
楽天ペイターミナルをご利用中のお店の方に、実際に使用した感想を聞くと、下記のようなご回答がございました。
辛口評価
- 本体自体が少々重たい
- QRコードの取り扱いが少ない
- 本体自体が長いので両手で持たないと落としそうになる
- 売上金が手動入金になるので大変(※楽天銀行をお持ちでない方)
- 振込手数料が馬鹿にならない(※楽天銀行をお持ちでない方)
- 楽天モバイルのSIM利用しているが、ビルの中のせいなのか電波が入らない
良い評価
- デザインが良い
- 本体の色が選べる(赤・黒・白)
- お店の雰囲気に合った色が選べるのが良かった
- 1つの端末機で全てが完結するのでうれしい
- 毎日が入金されるので非常に助かる(※楽天銀行をお持ちの方)
- カードリーダーとは違いバッテリーの持ちが良い
と上記の意見もございましたが、カードリーダー型の決済と比べて、レシート自体が本体に内蔵されたことで非常に扱いやすいとの声もございます。
その反面細長い端末機のため、レシート部分に少々重たさがあるので、カードを侵入する際に落としそうになるとの声もあり、今は端末機を置いてご利用しているとの声もございました。
まとめ
楽天ペイには非常に良い部分や気になる部分等もございますが、個人的な意見として、楽天ペイをご検討中の方で、楽天銀行をお持ちの方で紐づけが可能であれば、楽天ペイ ターミナルをおすすめします。
これは他社の決済代行会社ではできない強みとなります。
ただし楽天銀行の口座設定が難しいようであれば、他社の決済代行会社がおすすめです。
理由として振込手数料がかかるうえに、管理画面からお店側で毎月振込依頼を行う作業が出てきます。
自動入金であればラクだけど、手動入金の場合振込作業を行わないと売上金がお店に入ってこないため、意外とオーナー様や経理の方からはそこが難点というお声も頻繁に聞かれます。