今回は、エステサロンでキャッシュレス決済を導入をご検討しているお店の方に、おすすめの決済代行会社を解説させて頂きます。
エステサロンであれば、審査くらいは簡単に通過するでしょ?と思われているお店の方も多くいることでしょう。実際のところ、審査自体は厳しい業種となります。
今回は、その点も踏まえてキャッシュレス決済をご検討ください。
エステサロンで回数券のご利用について
エステサロンでは、先払いのコース(回数券)のメニューを取り扱っているお店の方は多いかと思います。
先払いのコース(回数券)に関しては、年々ご利用率も増えてきているかと思いますが、お客様からすれば、高額なコースになればなるほど、今は手持ちがないので、クレジットカードでお支払いを済ませたいお客様も少なからず居ていることでしょう。
ただ、ほとんどの決済代行会社では、先払いのコース(回数券)のご利用については、審査が通過しにくい以前の問題で、受付自体がNGとなっているのが現状です。
理由として
こういったことから、契約はしたものの効果が出なかった。その後、お客様からクーリングオフや中途解約を希望された場合に、チャージバッグ(返金)が発生します。
決済代行会社では、こういったトラブルを事前に避けるために受付の段階でNGとなっているのが現状です。
例えばエステサロンの場合、脱毛系での先払いのコース(回数券)なども事例に当たります。
引用元:アディーレ法律事務所【弁護士が解説】ウルフクリニック が突然の休業!?被害者の対処法4つ | リーガライフラボ ウルフクリニックという脱毛クリニックが突然営業を停止、費用を支払済みなのに施術を受けられず、返金にも応じてもらえない状態が続いているようです(2023年4月26日時点…
実際のところ、先払いのコース(回数券)が受付NGとなっているにも関わらず、それを知らずに使用しているお店も実際にございます。逆に知っているけど、バレないだろうと決済をしているお店もございます。
前払いの回数券を黙って決済をしているお店も後々バレる確率は高いです。実際に後々ばれて、営業中に取引停止(アカウント停止)になり、その日以降から決済ができないというお店も多々見てきております。
契約違反となりますので、それ以降はその情報が履歴としてしっかりと残ります。
そうは言っても、お店側も高額なコースや回数券などを、堂々と決済ができるように環境自体はお店で整えたいものです。
まずは確認しましょう
特定継続的役務提供に該当する(役務提供店)のお店の方は、受付自体がNGとなっております。
引用元:特定商取引法ガイド
特定継続的役務提供に該当する条件として
- 業種がエステサロン
- サービスの提供期間が1ヵ月を超えるサービス(回数券など)
- 金額が50,001円以上になるサービス
上記3つが揃った場合のみ、特定継続的役務提供に該当し、ほとんどの決済代行会社では、受付自体がNGとなります。
業種 | 期間 | 金額 |
---|---|---|
エステサロン | 1ヵ月を超えるもの | いずれも5万円を超えるもの |
ここで4つのポイント
実際にイメージが湧くように具体的に実例を見ていきましょう。
業種 | 期間 | 金額 |
---|---|---|
エステサロン | 1ヵ月を超えるもの | いずれも5万円を超えるもの |
例)該当しないパターン
業種 | エステサロン |
サービスの提供期間 | 3ヵ月 |
コース(金額) | 49,800円 |
この場合、サービスの提供期間が3ヵ月以上ということで、特定継続的役務提供に該当しますが、金額が5万円以内ということもあり、特定継続的役務提供に該当しないということになります。
例)該当するパターン
サービスの提供期間 | 6ヶ月 |
コース(金額) | 198,000円 |
この場合、サービスの提供期間が6ヵ月以上ということで、特定継続的役務提供に該当し、金額も198,000円で50,001円以上ということもあり、特定継続的役務提供に該当するということになります。
特定継続的役務提供に該当する場合、本当に受付自体がNG?
そうは言っても、特定継続的役務提供に該当する場合、実際に受付自体が本当にNGなの?というお声も聞かれますが、HPで見にくい箇所に掲載している決済代行会社もございますが、きちんとHP上で下記のように各決済代行会社で記載がされております。
引用元:STORES
引用元:スマレジPAYGATE
引用元:全東信
引用元:stera pack
特定継続的役務提供に該当する場合、利用ができないですよと、お店の方に伝えても、ほとんどのお店の方は、利用ができない事すら知らなかったというお店の方がほとんどです。
ただ、各決済代行会社では、申し込む前にきちんと上記のように記載がされております。
それを知らずに使用してしまうと、契約違反となり営業中に突然、取引停止(アカウント停止)の対象となります。そういった場面を防ぐためにも、事前に必ずお店で確認しておくことをおすすめします。
回数券のご利用ができる決済代行会社について
Squareでは、一定の条件付きで回数券のご利用が可能となります。
Square(スクエア)
引用元:Square
エステサロンの場合の一定の条件とは、下記のチャートとなります。
引用元:Square
あなたのお店が、上記におさまるサービスであれば、Squareで問題ございません。
Squareについての詳細は、別記事で解説しておりますので、参考にして見てください。
Airペイ(エアペイ)
Airペイでは、2022年の7月1日から、一定の条件付きで、サービス提供前の決済(回数券)の決済が可能となりました。
引用元:Airペイ
ただしAirペイでサービス提供前の決済をご利用するには、下記3つの条件がございます。
- 特定商取引法における「特定継続的役務提供」に該当しないこと
- 決済から1年以内にサービスの提供が完了すること
- 途中解約やサービスが提供されない場合は返金に応じること
上記の条件をクリアできる場合のみ、お店でご利用が可能となります。
Airペイについての詳細は、別記事で解説しておりますので、ぜひ参考にして見てください。
アルファノート
一定の条件を満たせないお店の方はどうすればいいの?という方もおられるでしょう。そういうお店の方の場合は、アルファノートがおすすめです。一定の条件等はございません。
引用元:アルファノート
引用元:アルファノート
引用元:Square
アルファノートでは、一定の条件を満たせなくても、ご利用が可能となります。
ただし、良いことばかりではございません。
アルファノート側も当然リスク等を負うわけですから、決済手数料は他の決済代行会社より少々高めではありますが、その分高額なコースや先払いのコース(回数券)でもお店で安心してご利用が可能となります。
使用できる体制をお店の方で整えておけば、購買ハードルを下げる効果が期待できますので、お店側からすると非常に心強い決済代行会社と今後なりえます。
引用元:アルファノート
アルファノートについての詳細は、別記事で解説しておりますので、参考にして見てください。
決済端末機の種類について
決済代行会社 | 決済端末機 |
---|---|
アルファノート | オールインワン型 |
Square(スクエア) | カードリーダー型orオールインワン型 |
Airペイ(エアペイ) | カードリーダー型 |
Airペイでは、カードリーダー型の決済端末機。
アルファノートでは、オールインワン型の決済端末機。
Squareでは、カードリーダー型とオールインワン型のどちらにも対応しております。
回数券のご利用がないお店の方について
今までが、エステサロンで回数券をご利用するお店の方に向け解説をさせていただきました。
そういうお店の方はその分、選べる会社が増えますので、下記を参考に選んで見てください。
まとめ
決済代行会社 | メリット |
---|---|
Square | 一定の条件を満たせば、回数券の利用が可能なうえ、入金サイクルが速く決済手数料も低い |
Airペイ | 一定の条件を満たせば、回数券の利用が可能 |
アルファノート | 一定の条件を満たさなくても回数券の利用可能。その分決済手数料は少し高め。 ただし、回数券や高額なコースのご利用予定がなければ決済手数料は低い |
と各社ともに、良い面も気になる面もございます。
確かに一定の条件関係なく高額なコースや回数券に対応している決済代行会社の方が安心できるかも。。。
ただ決済手数料が・・・
お店を立ち上げたばかりなので、入金は早い方がいいし・・・
もし上記を解決したければ、下記の使い方がお薦めです!
コースや回数券以外の決済に
高額なコースや回数券の決済に
- アルファノート【高額なコースや回数券でも安心してご利用可能】
結論、上記の併用がおすすめです。
\ コースや回数券のご利用に/