キャッシュレス決済の普及により、個人で活動する方でも「現金以外の支払い手段を用意する」ことが当たり前になってきました。
マルシェやイベントでの販売、オンラインサービスの提供、フリーランスの仕事など、現金のやり取りが手間になる場面は意外と多いものです。
そんな中で注目されているのが Square(スクエア) です。
アメリカ発の決済サービスで、操作がシンプル、初期費用も低く、安全性も高いため、多くの個人事業主やフリーランスに選ばれています。
この記事では、次のような疑問を持つ方に向けて、Squareの個人利用について詳しく解説します。
- Squareは本当に個人でも使える?
- 審査や導入は難しくない?
- 手数料や入金サイクルはどれくらい?
これを読めば、個人でも安心してSquareを導入できるポイントがわかります。
Squareは個人でも利用できる?
結論から言うと、Squareは法人だけでなく、個人でも問題なく利用できます。
会社の登記がなくても、フリーランスや個人事業主、副業での販売者、イベント出店者など、さまざまな形態で使えるのが特徴です。
公式でも「個人事業主・小規模ビジネス向け」と明記されており、登録時に特別な資格や書類は不要です。
開業届が未提出でも利用できるため、「まずキャッシュレス決済を試してみたい」という方にも最適です。
- ハンドメイド作品の販売
- ネイル・エステなどの出張サービス
- レッスンやセミナー、個人指導の受講料回収
- 占い・コンサルティングなどの個人ビジネス
- イベント・マルシェなどの一時的な出店
個人利用の自由度が高いのは、Squareが「小規模ビジネスの成長支援」を理念としているからです。
そのため、複雑なシステム契約や法人手続きは不要で、スマートフォン1台から簡単に始められます。
Squareを個人で利用するメリット
Squareは個人利用に向いているだけでなく、実際に使うことで多くのメリットがあります。
1. 導入がスピーディーで簡単
Squareの登録はすべてオンラインで完結。
アカウント作成、事業情報入力、審査を受けるだけで、最短1営業日で審査結果が届き、早ければ翌日からカード決済を受け付けることができます。POSアプリもスマホにダウンロードするだけで使用可能です。専門知識がなくても、翌日からカード決済を受け付けられ「すぐにキャッシュレスを導入したい」という個人の希望を叶えます。
2. 初期費用・月額費用がゼロ
Squareは、導入時にかかる費用が一切ありません。
月額料金も不要なので、売上がない月でもコストが発生しません。
必要なのは、決済ごとに発生する**決済手数料(3.25〜3.95%)**のみ。
しかもSquareリーダー(カード読み取り端末)もコンパクトで比較的安価です。
初期投資が最小限で済むため、個人でもリスクを抑えて導入できるのが大きな強みです。
3. 高度なセキュリティ体制
Squareの大きな魅力の一つが、セキュリティの高さです。
「個人でクレジット決済を扱うのは不安」という方も多いですが、Squareは国際的に認められたセキュリティ基準を満たしています。
- PCI DSS(国際的なカード情報保護基準)に完全準拠
- 通信データはすべて暗号化され、端末やアプリに情報を保存しない
- 不正利用や不正請求を防ぐ独自モニタリングシステムを搭載
これにより、利用者も顧客も安心して取引できる環境が整っています。
4. 売上入金がスピーディー
Squareの入金サイクルは最短翌営業日。
通常、個人事業主向けの決済サービスでは入金まで数日〜数週間かかるケースもありますが、Squareは非常に早いです。仕入れや経費にすぐ資金を回せるのは個人事業主にとって大きなメリットです。
銀行口座も個人名義で登録でき、法人口座を用意する必要はありません。
5. 多様な決済方法に対応
Squareはクレジットカード(Visa、Mastercard、JCBなど)に加え、電子マネー(iD・QUICPay)やタッチ決済、さらに**リンク決済(Square オンラインチェックアウト)**にも対応しています。
リンク決済とは、支払い用のURLを作成して顧客に送るだけで完結する決済方法です。
メールやSNS、チャットなどで送るだけで簡単に支払いを受け取れるため、非対面ビジネスにも非常に便利です。
Square個人利用の審査について
Squareの審査は、銀行やクレジットカード会社のように厳しいものではありません。
ただし、販売内容や事業の透明性はしっかり確認されます。主にチェックされるのは以下のポイントです。
- 事業内容が明確か(違法・公序良俗に反していないか)
- 登録情報が正確か
- 過去に不正利用やアカウント停止歴がないか
これらを満たしていれば、個人でもほとんどの場合問題なく審査に通過します。
- 商材の説明があいまいで、実態が不明な場合
- 高額商品や投資系など、リスクが高いジャンル
- SNSのみで販売していて、販売ページや実体が確認できない場合
こうした場合は、販売実績やサービス内容を具体的に入力することがポイントです。
誠実に活動している個人事業であれば、特に心配する必要はありません。

Squareの導入手順(個人の場合)
導入までの流れは非常にシンプルで、すべてオンラインで完結します。
メールアドレス・事業情報・銀行口座を入力します。
通常1〜2営業日で審査結果が届きます。
コンビニ・家電量販店・Amazonなどで入手可能です。
POSレジ機能も備わっており、売上・顧客管理・レポート出力まで対応します。
設定が完了すれば、スマホやタブレットで即日決済を受け付けられます。
難しい手続きがないため、ITに詳しくない方でも安心です。
方法について画像付きで徹底解説-300x169.jpg)
Square個人利用のデメリットと注意点
メリットの多いSquareですが、利用前に注意しておきたい点もあります。
- 決済手数料が発生する
- インターネット接続が必要(オフラインでは決済できない)
- 使用する決済端末によっては購入費用が発生する
これらは他の決済サービスにも共通する点であり、特に大きなデメリットではありません。
むしろ、初期費用ゼロ・月額ゼロ・最速入金で導入できることを考えると、コストパフォーマンスは非常に高いといえます。
他社サービスとの比較(Airペイ・STORES決済など)
| サービス名 | 初期費用 | 月額費用 | 決済手数料 | 入金スピード | 個人利用 |
| Square | 0円 | 0円 | 3.25〜3.95% | 最短翌営業日 | ◎ |
| Airペイ | 0円(端末無料キャンペーンあり) | 0円 | 3.24〜3.74% | 月2回 | ○ |
| STORES決済 | 0円 | 0円 | 3.24%〜 | 翌週入金 | ◎ |
比較すると、Squareはスピードと信頼性で特に優れています。
サポートも充実しており、チャット・メール・電話で問い合わせ可能です。
個人でも「プロ仕様の決済環境」を整えられるのが大きな魅力です。

まとめ:Squareは個人でも安心して使えるキャッシュレス決済ツール
Squareは、個人事業主やフリーランスでも安心して利用できるキャッシュレス決済サービスです。
- 登録・審査が簡単:オンラインで完結し、最短1営業日で利用可能
- 初期費用ゼロ・月額料金なし:リスクを抑えて導入できる
- 世界基準のセキュリティ:顧客情報を安全に管理
- 売上入金がスピーディー:最短翌営業日に資金が利用可能
小規模な事業でもキャッシュレスを導入すれば、
- お客様が支払いをしやすくなる
- 売上の管理が簡単になる
といったメリットがあります。
これからビジネスを始める個人の方は、まずSquareでキャッシュレス決済を試してみるのが安心です。
Squareなら、その第一歩をスムーズに踏み出せます。

