「Airペイを導入したけれど、お客様から『分割払いはできますか?』『リボ払いには対応していますか?』と聞かれて困った……」そんな経験はありませんか?
Airペイは、クレジットカードをはじめ、電子マネーやQRコード決済など幅広いキャッシュレス決済に対応できる便利なサービスです。一方で、店舗側で「分割払い」や「リボ払い」を利用したい場合には、通常のカード決済とは異なる点に注意する必要があります。
特に、高額な商品やサービスを扱っている店舗では、分割払いやリボ払いへの対応可否が、お客様の購入ハードルや売上にも影響する可能性があります。「Airペイなら簡単に設定できるの?」「今使っている端末のままで対応できる?」「対応できない場合はどうすればいい?」と疑問に感じている方も多いでしょう。
そこで本記事では、Airペイの分割払い・リボ払いへの対応状況をわかりやすく解説。さらに、対応するために検討できる方法や注意点、店舗に合った決済サービスの選び方まで、具体的に紹介します。
「Airペイを活用しながら、お客様の支払い方法をもっと充実させたい」という方は、ぜひ最後までチェックしてください。
Airペイは下記のような業種に人気です
都度決済







※ 結論について
先にポイントを整理します。
- Airペイの決済画面から分割払いを指定することはできない
- ボーナス払い・リボ払いも利用できない
- Airペイのクレジットカード決済は基本的に1回払い
- 決済後、お客様自身がカード会社のサービスで「あとから分割」へ変更できる場合がある
- 「あとから分割」はすべてのカード・利用条件で使えるとは限らない
- Airペイは初期費用・月額費用・振込手数料0円で導入できる
- 分割払いそのものよりも「購入時の心理的ハードルを下げる仕組み」が客単価アップには重要
- 分割払いに対応した決済代行会社と併用する
特に重要なのは、「Airペイに分割機能があるか」と「Airペイを使って分割払いを希望する顧客に対応できるか」は別の話だということです。
支払方法の特徴について
分割払い・リボ払い・ボーナス払いをご利用されるお客様は、比較的に高額商品を購入する際に選ばれる決済方法です。
分割払い
分割払いとは、商品代金を複数回に分けて支払う方法で、用意された支払回数の中から選べるため、無理のないペースで支払うことが可能となります。
リボ払い
リボ払いのとは、事前に設定した一定の金額を毎月返済する決済方法です。支払い残高がなくなるまで、月々の返済が続きます。
ボーナス払い
ボーナス払いとは、クレジットカードのご利用料金を、ボーナスが支給される月にまとめて支払う方法となります。
そのため、ボーナスが支給される月まで先延ばしすることができ、余裕をもって支払うことが可能となります。
Airペイで分割払いは使える?
まず、もっとも気になるところから確認しましょう。

結論:Airペイでは店舗側の分割払いには対応していません
公式サイトFAQでは、Airペイ、Airペイ オンライン決済、Airペイ タッチ、Airペイ QRについて、支払い方法は1回払いのみと案内されています。
そのため、店舗スタッフが決済時に、
- 3回払い
- 5回払い
- 6回払い
- 10回払い
- 12回払い
- ボーナス払い
- リボ払い
などを選択することはできません。つまり、高額な商品を販売する際に、「では12回払いでお願いします」とお客様から言われても、Airペイの端末上で12回払いを設定することはできません。
ここは、Airペイを導入する前に必ず知っておきたいポイントです。
Airペイでは分割払いを諦めるしかない?
ここが、この記事でもっとも重要なポイントです。
必ずしもそうではありません。
Airペイで一括払いをした後、お客様が利用しているクレジットカード会社のサービスによっては、決済後に「あとから分割」などへ変更できる場合があります。
実際、Airペイに関する上位記事でも、この「あとから分割」をAirペイで分割払いに対応するための代替手段として紹介するケースが多く見られます。
ただし、重要な注意点があります。
「あとから分割」はすべてのお客様が利用できるわけではない
利用できるかどうかは、
- クレジットカード会社
- カードの種類
- 利用状況
- 申込期限
- カード会社側の条件
などによって異なります。そのため、店舗側から、「Airペイなら必ずあとから分割できます」
と案内するのは避けたほうがよいでしょう。
おすすめなのは、
「Airペイでは一括決済になりますが、お持ちのカードによっては決済後にカード会社側で分割払いへ変更できる場合があります。詳しくはカード会社にご確認ください」
という案内です。
これなら、Airペイの仕様を正しく伝えながら、お客様の選択肢も提示できます。
「分割払い対応」と「客単価アップ」は同じではない
ここで一度、店舗経営の視点に戻ってみましょう。
「分割払いができれば客単価が上がる」これは一見もっともらしく感じます。
しかし、実際には少し違います。
お客様が高額商品を購入しない理由は、必ずしも「分割払いがないから」ではありません。
たとえば、
- 本当に必要なのか判断できない
- 一括で支払うことに心理的抵抗がある
- 価格に対する価値が伝わっていない
- 追加オプションが高く感じる
- 今購入する理由がない
- 支払い方法がわかりにくい
など、複数の要因があります。
だからこそ、客単価を伸ばしたい店舗が考えるべきなのは、「分割払いを導入すること」だけではありません。
むしろ、
お客様が高額商品を選びやすくなる購入環境をつくること
が重要です。
導入コストを抑えて客単価を伸ばす「本当の方法」
では、どうすればよいのでしょうか。ポイントは、次の4つです。
方法① 高額商品の「選びやすいメニュー」を作る
たとえば美容室なら、「カット 5,000円」だけを提示するのではなく、
- ベーシック
- スタンダード
- プレミアム
のように複数の選択肢を用意します。
飲食店でも、
- 単品だけでなく、
- おすすめセット
- プレミアムセット
- 記念日コース
などを設けることで、自然に上位商品を選んでもらいやすくなります。
重要なのは、単純に高い商品を追加することではありません。
方法② 「月々いくら」ではなく「購入後の価値」を伝える
高額商品の販売では、価格だけを見せると購入ハードルが上がります。
たとえば、「120,000円の商品です」だけでは、お客様は「高い」と感じるかもしれません。
しかし、
- 購入後にどのようなメリットがあるのか
- どれくらい長く使えるのか
- どんな悩みを解決できるのか
まで伝えれば、価格に対する見方が変わることがあります。
つまり、客単価を上げるためには、価格を下げるのではなく、価格に見合う価値を伝えることが重要です。
方法③ Airペイの「キャッシュレス対応そのもの」を購入体験にする
Airペイの強みは、分割払いだけではありません。
クレジットカードをはじめ、電子マネー、交通系電子マネー、QRコード決済など、複数の決済手段に対応しています。
支払い方法の選択肢が増えることで、「現金を持っていないから今回はやめておこう」という購入機会の損失を減らせる可能性があります。
たとえば、
という流れをつくることです。
分割払いだけに注目するのではなく、購入までの最後のハードルを減らすという考え方が大切です。
方法④ 「分割できますか?」と聞かれたときの対応を決めておく
店舗経営者にとって意外と重要なのが、スタッフの対応です。
高額商品を提案したあと、「分割払いできますか?」と聞かれて、「すみません、できません」
だけで終わってしまうと、そこで購入意欲が落ちる可能性があります。
そこで、店舗として回答を統一しておきます。
おすすめの案内例
「Airペイでは店頭での分割決済には対応しておらず、一括でのお支払いになります。ただ、お客様がお持ちのカードによっては、決済後にカード会社側で分割払いへ変更できる場合があります。詳しくはカード会社にご確認ください。」
この一言をスタッフ全員が言えるだけでも、対応品質は変わります。
これが重要です。
Airペイの導入コストは本当に0円?
ここも検索ユーザーが気になるポイントでしょう。
公式サイトでは、初期費用・月額費用・振込手数料0円と案内されています。カードリーダーも無償貸与されています。
ただし、「完全に何も用意せず0円」ではありません。
Airペイを利用するには、基本的に対応するiPadまたはiPhoneが必要です。
つまり、
| 項目 | Airペイ |
|---|---|
| 初期費用 | 0円 |
| 月額費用 | 0円 |
| 振込手数料 | 0円 |
| カードリーダー | 無償貸与 |
| iPad/iPhone | 別途必要 |
| 決済手数料 | 決済ごとに発生 |
という考え方になります。
「導入コストゼロ」という言葉だけで判断せず、自店ですでにiPadやiPhoneを持っているかまで含めて考えることが大切です。
Airペイの決済手数料はいくら?
| 決済区分 | 決済ブランド | 決済手数料(税込/非課税) |
| クレジットカード | Visa, Mastercard®, JCB, American Express, Diners Club, Discover | 2.48%(非課税) ※プログラム適用時/ 通常:3.24% |
| クレジットカード | UnionPay(銀聯) | 3.24%(非課税) |
| 電子マネー | 交通系電子マネー(Suica, PASMO, ICOCA等) | 3.24%(税抜 2.95%) |
| 電子マネー | iD, QUICPay | 3.24%(非課税) |
| 電子マネー | 楽天Edy | 3.24%(税抜 2.95%) |
| QRコード決済 (Airペイ QR) | PayPay, d払い, 楽天ペイ, au PAY, メルペイ, LINE Pay, WeChat Pay, Alipayなど | 3.24%(税抜 2.95%) |
| QRコード決済 (Airペイ QR) | COIN+ | 1.08%(税抜 0.99%) |
Airペイでは上記のように各ブランドによって手数料が異なります。
そのため、「分割払いの手数料がかからないから完全に無料」という意味ではありません。
店舗側が負担するのは通常の決済手数料です。
一方、お客様がカード会社側で「あとから分割」を利用する場合、その分割に関する条件・手数料などはカード会社側のサービス内容によって決まります。
ここは、店舗の決済手数料と、お客様の分割手数料を混同しないことがポイントです。
「あとから分割」を店舗が積極的に勧めてもいい?
ここは慎重に考えたいところです。
店舗側が、「Airペイで分割払いできます」と断定するのは適切ではありません。
Airペイ自体が分割払いに対応しているわけではないからです。
という情報提供にとどめるのが安全です。
また、カード会社ごとにサービス内容や条件が異なるため、具体的な分割回数や手数料についてはカード会社への確認を促しましょう。
高額商品を扱う店舗は「Airペイだけ」でいい?
これは店舗の業種によって変わります。
Airペイとの相性が良い店舗
- 飲食店
- 美容室
- サロン
- 小売店
- サービス業
- 比較的低〜中単価の商品を扱う店舗
こうした店舗では、分割払いよりも、
のメリットが大きいケースがあります。
Airペイとの相性があまりよくない店舗
- 高額な美容サービス
- エステ
- 高額なスクール
- 高級家具
- 高額家電
- 宝飾品
- 高額なコース・回数券
- 高額な治療・施術
など、1回の購入金額が大きいビジネスでは、分割払いへの対応そのものが重要になる場合があります。
その場合は、
という選択肢も検討できます。
他の決済代行会社で併用で対応する
上記のように、お客様自身で分割払い等に変更は可能とはなりますが、お客様に時間を使わせることにもなり、あまり自信を持っておすすめする事ではございません。
それであればはじめから、分割払い・リボ払い・ボーナス払いに対応している決済代行会社で利用する方法もございます。
よくある事例
というように、上手く使い分けている店舗様も、ここ最近増えてきております。

分割払いに対応中の決済代行会社について
| 決済代行会社 | 一括払い | 分割払い | リボ払い | ボーナス払い |
|---|---|---|---|---|
| Airペイ | 〇 | ✖ | ✖ | ✖ |
| Square | 〇 | ✖ | ✖ | ✖ |
| アルファノート | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
| PAYGATE | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
| stera pack | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
AirペイとSquareに関しては、一括払いのみ。アルファノート・PAYGATE・stera packは、分割払い・リボ払い・ボーナス払いに対応しております。
Airペイと分割払い対応サービス、どちらを選ぶべき?
判断基準はシンプルです。
「幅広いキャッシュレス決済を低い固定費で導入したい」
→ Airペイを検討
「分割払いを店頭で必ず利用できるようにしたい」
→ 分割払い対応の決済サービスを比較
「普段はAirペイ、高額商品だけ分割に対応したい」
→ 併用も選択肢
大切なのは、
で判断することです。
客単価を伸ばしたいなら「決済端末」だけを見ない
ここがこの記事の結論です。
客単価を上げるために、最初に考えるべきなのは、「どの決済端末なら分割払いができるか」だけではありません。
- 高額商品を作る
- 価値を分かりやすく伝える
- お客様に選びやすいメニュー構成にする
- キャッシュレス決済で購入の最後のハードルを下げる
- 分割払いを求められた場合の案内方法を用意する
という一連の流れを設計することが重要です。
Airペイは、その中の「決済をスムーズにする部分」を担うツールと考えると分かりやすいでしょう。
よくある質問
Q. Airペイで3回払いはできますか?
できません。
Airペイのクレジットカード決済は1回払いのみです。
Q. Airペイでリボ払いはできますか?
店舗側でリボ払いを指定することはできません。
Airペイは1回払いのみです。
Q. Airペイでボーナス払いはできますか?
できません。
ボーナス払いにも対応していません。
Q. Airペイで決済した後、お客様が分割払いに変更できますか?
カード会社によっては「あとから分割」などのサービスを利用できる場合があります。
ただし、利用条件はカード会社・カードの種類などによって異なります。
Q. お客様があとから分割にすると、店舗への入金も分割になりますか?
店舗側がAirペイで一括決済した取引について、お客様がカード会社側で支払い方法を変更する場合、その変更はお客様とカード会社との間の手続きです。
店舗側の入金条件については、Airペイの通常の入金サイクル・契約条件を確認してください。

Q. Airペイは本当に初期費用0円ですか?
公式では初期費用・月額費用・振込手数料0円と案内されています。
ただし、利用には対応するiPadまたはiPhoneが必要です。
まとめ|Airペイは「分割できないからダメ」ではない
Airペイでは、店舗側が決済時に分割払い・ボーナス払い・リボ払いを指定することはできません。ここは明確に理解しておく必要があります。
しかし、「分割払いに対応していない=高額商品を販売できない」というわけではありません。
カード会社によっては、お客様が決済後に「あとから分割」などへ変更できる場合があります。
さらにAirペイは、初期費用・月額費用・振込手数料0円で利用でき、クレジットカードだけでなく電子マネーやQRコードなど幅広い決済手段に対応しています。
だからこそ、店舗が考えるべきなのは、
です。
高額商品の価値を伝え、選びやすいメニューを用意し、キャッシュレス決済で購入手続きをスムーズにする。
そして分割払いを希望された場合には、「あとから分割」という選択肢があることを適切に案内する。
この仕組みを整えることで、新たな固定費を増やさずに購入機会の損失を減らし、結果として客単価アップにつながる可能性があります。
Airペイを検討しているなら、「分割払いができるか」だけで判断するのではなく、自店の客単価・商品価格・顧客層・決済比率まで含めて導入を考えることをおすすめします。
※決済端末の併用について
業種によっては、高額な商品やメニューをお持ちのお店の方には、分割払いができる体制を整えておけば、成約につながる可能性もグッと上がるのではないでしょうか。
Airペイで分割払いに対応する場合2つの選択肢がございます。
- 今まで通りAirペイで対応する
- 分割払いに対応している決済代行会社で併用して対応する
パターン①
今まで通りAirペイで対応する場合は、お客様自身でカード会社に連絡をし分割払いに変更してもらいましょう。
パターン②
- 普段の決済には、今まで通りAirペイで決済する
- 分割払いご希望のお客様には、対応している決済会社で決済する
というような、2社を上手く併用し使い分けをしているお店もよく見かけます。
こちらのメリットとしては、一つのみの会社運用であれば、端末本体が突然故障した場合、数日間お店でキャッシュレス決済ができず、お店側もお客様側も共に困ります。
併用で2台持ちをしていれば、もう一つの決済端末で対応(一括払いのみ)ができるため、リスクヘッジにつながります。
お店の方でも分割払いができるようにこの機会に体制を整えてみてはいかがでしょうか。

