
- 一度来店したお客様に、もう一度来てもらいたい
- 毎月の売上をもう少し安定させたい
- お店でサブスクを始めたいけれど、複雑なシステムは使いたくない
そんな店舗オーナーの方に注目されているのが、Square(スクエア)のサブスクリプション機能です。
サブスクを使えば、商品やサービスの料金を、設定した周期で継続的に決済できます。初期費用・月額固定費はかからず、Square公式ではサブスクリプションの決済手数料を3.6%と案内しています。
さらに、サブスクリプションの登録用リンクやQRコードを作成し、WebサイトやSNSなどからお客様を申し込みにつなげることもできます。
しかし、Squareサブスクを導入しただけでリピーターが増えるわけではありません。
大切なのは、「お客様がなぜ来月も利用したいのか」という継続する理由を作ることです。
- 料金・手数料
- できること
- 導入方法
- リピーターを増やす活用方法
- 業種別のサブスク事例
- メリット・デメリット
- Square請求書との違い
- 導入前に確認したい注意点
まで、店舗経営者の目線で詳しく解説します。

スクエアサブスクとは?
Squareサブスクとは、Squareが提供する商品やサービスの継続課金・定期購入のための機能です。
通常の店舗販売では、お客様が来店するたび、商品を購入するたびに決済します。
一方、サブスクでは、
- サブスクに登録
- 設定した周期で自動決済
- 継続的に商品・サービスを利用
という仕組みを作れます。
たとえば、
- 月額会員
- 月謝制サービス
- コーヒー豆の定期購入
- お菓子の定期
- 月額メンテナンス
- 会員限定サービス
- 定期的な専門サービス
などに活用できます。
Square公式でも、サブスクリプションは会費、寄付、専門サービスなど、さまざまなビジネスに利用できる仕組みとして案内されています。
Squareサブスクの本当の価値は「継続決済」だけではない
店舗経営者がSquareサブスクを検討するとき、「自動で毎月料金を回収できる機能」と考えるかもしれません。
もちろん、それも大きなメリットです。
しかし、もっと重要なのは、「一度購入したお客様との関係を継続できること」です。
都度払いでは、「また来店してください」とお客様に伝えても、実際に再来店してくれるかはわかりません。
つまりSquareサブスクは、単なる決済機能ではなく、継続顧客を増やすための仕組みの一つとして考えることができます。
Squareサブスクの料金・手数料はいくら?
まず気になるのが料金です。
現在のSquareの利用に初期費用や月額固定費はかかりません。
サブスクリプション決済の手数料は3.6%です。
| 項目 | Squareサブスク |
|---|---|
| 初期費用 | 0円 |
| 月額固定費 | 0円 |
| サブスク決済手数料 | 3.6% |
| 継続決済 | ○ |
| 登録用リンク | ○ |
| QRコード | ○ |
Square全体の料金体系でも、オンライン決済の手数料3.6%の対象として「Square サブスクリプション」が明記されています。
月額5,000円のサブスクなら手数料はいくら?
たとえば、月額5,000円のサブスクを販売するとします。
決済手数料を3.6%として単純計算すると、5,000円 × 3.6% = 180円です。
100人が登録すれば、500,000円 × 3.6% = 18,000円となります。
ただし、料金や手数料は変更される可能性があるため、実際に導入するときは最新のSquare公式料金を確認してください。
スクエアサブスクでできること
Squareサブスクには、店舗の継続販売に役立つ機能が用意されています。
1.継続的に自動決済できる
サブスクに登録したお客様から、設定した周期で料金を受け取れます。
毎月一人ひとりに請求する手間を減らせるため、店舗側の事務作業を効率化できます。
2.請求間隔を設定できる
Squareでは、サブスクリプションの請求間隔を、
- 毎週
- 隔週
- 毎月
- 毎四半期
- 半年ごと
- 毎年
などに設定できます。
そのため、「月額制」だけでなく、商品やサービスに合わせて柔軟なプランを作れます。
3.サブスクの終了日を設定できる
一定期間だけ提供するサービスなら、終了日を設定することもできます。
一方で、終了日を設けず継続的に利用してもらうプランにも対応できます。
4.一時停止・再開などを管理できる
お客様の状況に合わせて、サブスクリプションを一時停止したり、再開したりできます。
たとえば、「長期出張でしばらく利用できない」「一時的に休会したい」というケースへの対応にも活用できます。
5.登録用リンクを作成できる
Squareでは、お客様がサブスクに登録するためのリンクを作成できます。
そのリンクを、
- Webサイト
- SNS
- メール
- SMS
などで案内できます。
つまり、店舗で直接勧誘しなくても、オンラインから申し込みにつなげられます。
6.QRコードを活用できる
店舗内にQRコードを掲示して、
- 「月額会員はこちら」
- 「定期購入はこちら」
と案内することもできます。
接客中に長々と説明する必要がなく、お客様自身のスマートフォンから登録してもらえるのがメリットです。
Squareサブスクのメリット5つ
メリット1.毎月の売上を予測しやすくなる
店舗経営では、毎月の売上が安定するとは限りません。
季節によって来店数が変わったり、天候によって売上が変動したりすることもあります。
サブスク会員が増えれば、「毎月これくらいの継続売上がある」という予測を立てやすくなります。
もちろん解約や決済失敗などはあるため、売上が完全に固定されるわけではありません。
それでも、都度購入だけに頼るより、継続顧客を増やすことで売上の見通しを立てやすくできます。
メリット2.リピーターとの関係を作りやすい
通常の販売では、「今日はありがとうございました」でお客様との接点が終わることがあります。
サブスクなら、「来月も利用する」という前提で関係が続きます。
これはリピーターを増やしたい店舗にとって大きなメリットです。
メリット3.請求業務を効率化できる
毎月、「今月分のお支払いをお願いします」と一人ずつ連絡する必要があると、会員数が増えるほど管理が大変になります。
Squareサブスクなら継続決済の仕組みを作れるため、店舗側の請求業務を効率化できます。
メリット4.小さく始めやすい
初期費用・月額固定費がかからないため、「まずは20人限定で試してみる」というような始め方をしやすいのもSquareサブスクのメリットです。
最初から大規模な会員制度を作る必要はありません。
メリット5.商品販売にも活用できる
Squareでは、商品ライブラリに登録した商品をサブスクリプションとして販売できます。
サブスクリプションで販売した商品の追跡や売上レポート、定期購入プランの割引などにも活用できます。
これは食品店や小売店などにとって特に使いやすい機能です。
【重要】Squareサブスクでリピーターを増やす5つの活用方法
ここからが、この記事の一番重要なポイントです。
Squareサブスクを導入しただけでは、リピーターは増えません。
活用方法1.「月1回必ず使うサービス」をサブスク化する
最もわかりやすい方法です。
たとえば美容室なら、通常料金:カット5,000円ではなく、月額5,000円:毎月カット+会員特典という仕組みを考えられます。
すでに定期利用されているサービスなら、お客様にとってもサブスクへの心理的なハードルが低くなります。
活用方法2.「お得」ではなく「便利」を売る
サブスクというと、「通常より安くする」と考えがちです。
しかし、値引きだけに頼ると利益率が下がります。
そこで、「サブスクだから便利」という価値を作ります。
- 毎月自動で商品が届く
- 予約が簡単になる
- 買い忘れを防げる
- 会員限定商品を購入できる
- 毎月新しい商品を試せる
サブスクの魅力は「安さ」だけではありません。時間や手間を節約できることも大きな価値です。
活用方法3.会員限定特典を作る
サブスク会員だけが受けられる特典を用意する方法です。
美容室
- 会員限定トリートメント
- 優先予約
- ヘアケア商品の割引
カフェ
- 会員限定ドリンク
- サイズアップ
- 新商品の先行提供
飲食店
- 月1回の限定メニュー
- 会員限定クーポン
- 優先予約
など。
活用方法4.「次回来店」につながる特典を設計する
サブスクの目的を「自動決済」にしないことも重要です。
たとえば、月額3,000円に、
- 月1回のサービス
- 来店時の追加特典
- 次回来店時の限定商品
などを組み合わせます。すると、
というサイクルを作れます。
活用方法5.SNSからサブスク登録につなげる
Squareでは登録用リンクを作成できるため、SNSとの相性も良好です。
たとえばInstagramで、
- 毎月届く〇〇定期便を始めました
- 詳しくはこちら
- サブスク登録ページ
という流れを作ります。
店舗に来たことがない人にも、サブスクを入口として接点を作れる可能性があります。
業種別|Squareサブスクの活用アイデア
美容室・理容室
美容室は、サブスクと相性を作りやすい業種です。
例)月額8,000円
- カット1回
- トリートメント1回
- 会員限定商品
など。「定期的に髪を整える」という既存の来店習慣をサブスク化できます。
カフェ
例)月額1,500円
- コーヒー1杯無料/月
- サイズアップ
- 会員限定メニュー
など。毎日利用するお客様を「常連客」から「会員」へ変える発想です。
コーヒー・食品店
物販なら、「毎月届く」という仕組みを作りやすい商品が向いています。
たとえば、
- コーヒー豆
- お菓子
- 調味料
- 食品
- 日用品
など。Squareでは商品をサブスクリプションとして販売できるため、定期購入型の販売にも活用できます。
飲食店
飲食店では、
- 月額ドリンク会員
- 月1回の限定メニュー
- 会員限定イベント
- 定額ランチ
などが考えられます。
ただし、食材原価や人件費を考えずに「食べ放題」のようなプランを作ると利益を圧迫する可能性があります。利用回数と原価を必ずシミュレーションすることが重要です。
教室・スクール
- 月額レッスン
- オンライン講座
- 月謝制サービス
- 会員制コミュニティ
などに活用できます。
ただし、Squareのサブスクリプション機能だけで、すべての「回数券」「参加回数」などを管理できるわけではありません。Square公式も、一部のクラス参加回数などはサブスクリプション機能では把握できないと案内しています。
Squareサブスクの導入方法について
ここでは、基本的な導入の流れを紹介します。
STEP1.Squareアカウントを用意する
Squareのアカウントを公式サイトから作成します。
Squareでは無料プランから始めることができ、アカウントの有効化や維持に費用はかかりません。

STEP2.商品・サービスを登録する
サブスクとして販売する商品・サービスをSquareの商品ライブラリに登録します。
STEP3.サブスクリプションプランを作成する
Square データから「サブスクリプションプラン」を作成します。について
- Square データにログイン
- 商品関連メニューからサブスクリプションプランへ移動
- プランを作成
- 商品を割り当てる
- 請求頻度を設定
という流れで作成できます。
STEP4.登録用リンクやQRコードを作る
作成したサブスクへの登録導線を、お客様に案内します。
おすすめは、店頭QRコード+SNS+Webサイトの3つを組み合わせる方法です。
STEP5.お客様に案内する
「サブスクがあります」だけでは登録されにくいでしょう。
たとえば、
「毎月1回来店する方なら、こちらのプランがおすすめです」
のように、誰にどんなメリットがあるのかを伝えます。
SquareサブスクとSquare請求書の違い
Squareには「Square 請求書」もあるため、どちらを使えばいいのか迷うことがあります。
簡単に分けると、
Squareサブスクリプション
同じ商品・サービスを複数のお客様に継続販売したい場合に向いています。
Square 請求書
特定のお客様・取引先に請求したい場合に向いています。
Squareでは請求書の作成・送信や支払い状況の管理などができます。
- 「会員向けの定額サービス」ならサブスク
- 「顧客・取引先ごとの請求」なら請求書
と考えるとわかりやすいでしょう。
Squareサブスクの注意点・デメリット
便利な機能ですが、導入前に知っておきたい制限もあります。
作成済みプランの価格変更には注意
Squareでは、作成したサブスクリプションプランの価格変更はできない機能として案内されています。
将来的に料金を変更する予定がある場合は、最初から運用方法を検討しておきましょう。
販売中の商品を自由に入れ替えられない
販売中のサブスクリプションの商品を後から自由に入れ替えることにも制限があります。
「毎月商品を入れ替えるサブスク」を考えている場合は、導入前に仕様を確認しておくことが重要です。
最低継続期間を設定できない
Squareでは、キャンセルまでの最低継続期間を設定するサブスクリプションプランは作成できないと案内されています。
そのため、「6か月契約だから解約不可」という契約設計より、「6か月続けたくなる価値を提供する」という考え方が重要です。
サブスクで失敗しない料金設定の考え方
サブスク料金を決めるとき、「競合店はいくらだから、自店も同じくらい」と決めるのはおすすめできません。
まず、
1回あたりいくらなのか。
月に何回利用するのか。
商品・材料・配送などにいくらかかるのか。
利用者が増えた場合、スタッフの負担はどうなるのか。
Squareの決済手数料を考慮する。
最終的にいくら利益が残るのか。
という順番で考えましょう。
「安いサブスク」より「続けたいサブスク」を作る
リピーターを増やしたいなら、単純な値引きは必ずしも最善策ではありません。
たとえば、通常価格5,000円 → サブスク4,000円だけでは、「もっと安い店はないかな?」
と比較される可能性があります。
それよりも、月額5,000円
- 通常サービス
- 会員限定特典
- 優先予約
- 新商品の先行案内
のように、会員になることで体験が良くなる設計にしたほうが、価格以外の理由を作れます。
リピーターを増やすなら「サブスク+顧客管理」も考える
サブスクだけでなく、顧客との接点全体を考えることも重要です。
Squareには、リピーター施策として使える「Square ロイヤルティ」もあります。
公式料金ページでは、デジタルポイントカードを導入してリピーター獲得に活用できる機能として紹介されています。
たとえば、
新規客
↓
通常購入
↓
ポイント・特典
↓
サブスク提案
↓
サブスク会員
↓
会員限定特典
という流れを作る方法があります。
Squareサブスクを始める前のチェックリスト
導入前に、次の項目を確認しておきましょう。
- 毎月利用する理由がある商品・サービスか
- サブスクの対象となる顧客が明確か
- 通常価格との差が説明できるか
- 利用されすぎても利益が残るか
- 決済手数料を考慮しているか会員限定のメリットがあるか
- 店頭・SNS・Webから申し込めるか
- 登録後のフォローを考えているか
- 解約されても改善できる仕組みがあるか
- Squareの機能制限を確認したか
このチェックをしてから始めれば、「とりあえずサブスクを作ったけれど誰も登録しない」という失敗を避けやすくなります。
よくある質問
Squareサブスクは無料ですか?
Squareでは、サブスクリプションに初期費用・月額固定費はなく、決済時に3.6%の手数料がかかると案内されています。
Squareサブスクの手数料はいくらですか?
現在のSquareでは、サブスクリプションの決済手数料は3.6%です。
Squareサブスクはどんなお店に向いていますか?
美容室、理容室、カフェ、飲食店、食品店、小売店、教室、スクール、専門サービスなど、定期的に利用・購入する理由を作りやすいビジネスと相性があります。
SNSからサブスクに申し込んでもらえますか?
はい。Squareではサブスクリプションの登録用リンクを作成でき、SNSやWebなどから案内できます。QRコードを利用した案内も可能です。
商品の定期購入にも使えますか?
はい。Squareの商品ライブラリに登録した商品をサブスクリプションとして販売できます。
Squareサブスクならリピーターが増えますか?
Squareサブスクは、リピーターを増やすための仕組みとして活用できます。
ただし、サブスクを導入するだけで自動的にリピーターが増えるわけではありません。
重要なのは、「来月も利用したい」と思える理由を作ることです。
30日間の返金保証について
Squareでは、ご利用する端末によっては高額な買い物となるため、Squareでは、30日間の返金保証を開催中です。
操作が難しく想定していたものと違った等などがあれば、開封後でも返品を受け付けていただけます。
お店でキャッシュレス決済とPOSレジの導入のお考えの方は、30日間の返金保証を上手く利用し、この機会に一度体験して見てください。
まずはSquareアカウント作成から始めよう

Squareを導入するにあたり、アカウントを作成することから始まります。アカウントを作成するにあたり、費用は発生しません。作成時間5分とサクッと終わります。
まずは、公式サイトからアカウント作成から始めて見てください。

キャンペーン情報について
Squareでは、決済端末がお得に購入ができるキャンペーンを開催している場合がございます。
最新のキャンペーン情報に関しては、別記事で解説しておりますので、ご検討しているお店の方は一度確認することおすすめします。

まとめ|Squareサブスクは「継続して選ばれるお店」を作る仕組み
Squareサブスクは、商品やサービスを継続的に販売し、自動的に決済できる仕組みです。
現在のSquareでは、初期費用・月額固定費は0円、サブスクリプションの決済手数料は3.6%。毎週、隔週、毎月、四半期、半年、毎年などの請求間隔を設定でき、登録用リンクやQRコードを使った申し込み導線も作れます。
- 継続的な売上を作りやすい
- 売上を予測しやすくなる
- 請求業務を効率化できる
- 初期費用を抑えて始められる
- SNSやWebから登録につなげられる
- 商品の定期購入にも利用できる
- リピーターとの継続的な関係を作れる
といった点があります。
一方で、作成済みプランの価格変更や商品入れ替え、最低継続期間などには制限があります。
そして、何より大切なのは、
です。
「毎月利用するとお得」だけではなく、
- 毎月利用するのが便利
- 会員だから特別な体験ができる
- この店だから続けたい
という価値を作りましょう。
そうすれば、Squareサブスクは単なる決済機能ではなく、
という顧客との関係を育てる仕組みとして活用できます。
これから店舗でサブスクを始めるなら、まずは自店の商品・サービスの中から、「お客様が毎月利用したいものは何か?」を一つ見つけるところから始めてみましょう。
それが、リピーターを増やし、安定した売上を作るサブスクの第一歩です。
※Squareの料金・手数料・機能は変更される可能性があります。導入前には最新の公式サイトで情報をご確認ください。

