
- STORES 決済を導入したいけれど、月額料金はいくら?
- 月額0円のフリープランと3,300円のスタンダードプラン、結局どっちがお得?
- 決済手数料が安いと聞くけれど、端末代や振込手数料まで含めると高くならない?
キャッシュレス決済を導入するとき、意外と見落としやすいのが月額料金だけでは分からない総コストです。
STORES決済は、月額0円から利用できる一方、プランによって決済手数料や端末費用、利用できる機能が変わります。特にスタンダードプランは、月額3,300円(税込)で決済手数料が1.98%~になるほか、決済端末1台が無料になる仕組みです。
そこでこの記事では、月額料金だけではなく、実際に店舗から出ていくお金という視点でSTORES決済をチェックします。
- STORES 決済の月額料金
- フリープランとスタンダードプランの違い
- 決済手数料はいくらか
- 決済端末にいくらかかるか
- 振込手数料はいくらか
- 月額3,300円を払う価値があるケース
- フリープランからスタンダードプランへ切り替える判断方法
- 店舗経営者が見落としやすい注意点

STORES決済の月額料金は0円と3,300円
まず、結論から料金を整理しましょう。
STORES決済には大きくフリープランとスタンダードプランがあります。
| 項目 | フリープラン | スタンダードプラン |
|---|---|---|
| 月額料金 | 0円 | 3,300円(税込)※ |
| Visa・Mastercard | 2.48% | 1.98% |
| JCB・AMEXなど | 2.48% | 2.38% |
| 交通系電子マネー | 3.24% | 3.24% |
| QUICPay・iD | 3.24% | 3.24% |
| QRコード決済 | 3.24% | 3.24% |
| 決済端末 | 27,720円(税込) | 1台無料※ |
| 機能 | 基本機能 | より多くの機能 |
| 初期費用 | 無料 | 無料 |
ここで重要なのは、月額0円=必ず一番安いわけではないということです。
決済額が大きくなると、月額料金を払って決済手数料を下げたほうが、トータルコストが低くなる場合があります。
STORES決済のスタンダードプラン月額3,300円は高い?安い?
店舗経営者からすると、月額3,300円という固定費は気になるところです。
年間にすると、3,300円 × 12カ月=39,600円です。
ただし、スタンダードプランでは決済手数料が下がるほか、決済端末1台が無料になるなどのメリットがあります。さらにSTORESのPOSレジやネットショップなど、複数サービスをまとめて利用できる点も特徴です。
つまり、スタンダードプランを判断するときは、月額3,300円だけを見るのではなく、月額3,300円を払うことで、どれだけ決済手数料や周辺コストを削減できるかを見る必要があります。
STORES決済の月額料金の落とし穴
STORES決済の料金を調べると、月額0円から使えるという情報を目にすることがあります。これは間違いではありません。
ただし、月額0円でも完全無料で決済できるわけではありません。キャッシュレス決済を利用すると、売上に応じて決済手数料が発生します。
たとえばフリープランでVisa・Mastercardの決済を月50万円行った場合、2.48%なら、500,000円 × 2.48%=12,400円の決済手数料です。
月額料金は0円でも、決済手数料は発生します。そのため店舗側が確認すべきなのは、
です。これがSTORES 決済は本当におトク?を判断するポイントです。
フリープランは月額0円。小規模店舗なら使いやすい
フリープラン最大のメリットは、何といっても月額固定費がかからないことです。
公式サイトでも、固定費をかけずに対面キャッシュレス決済を試したい店舗や、新規開業などで決済頻度がまだ少ない店舗に向いたプランとして案内されています。
フリープランが向いている店舗
- 開業したばかり
- キャッシュレス決済がまだ少ない
- 月々の固定費を増やしたくない
- まずキャッシュレス決済を試したい
- STORESの有料機能をそれほど必要としない
一方で、フリープランでは決済端末を購入する必要があり、通常価格は27,720円(税込)です。
そのため、月額0円だから初期費用も完全に0円と考えないようにしましょう。
STORES決済のスタンダードプランは月額3,300円。何が違う?
スタンダードプランは、年契約・月払いの場合、月額3,300円(税込)です。
大きな違いは、決済手数料が低くなることと、STORESの各サービスをより幅広く利用できることです。
特に注目したいのがVisa・Mastercardです。
| フリープラン | 2.48% |
| スタンダードプラン | 1.98% |
月額3,300円はどこで元が取れる?損益分岐点を計算
差は0.50ポイントあります。たった0.5%?と思うかもしれません。しかし、決済額が大きくなるほど、この差が効いてきます。
ここはSTORES決済の月額料金を検討するときに、ぜひ計算しておきたいポイントです。
Visa・Mastercardの決済手数料を例にします。
フリープランとスタンダードプランの差は、2.48%-1.98%=0.50%です。
スタンダードプランの月額3,300円を、この0.5%の手数料差だけで回収すると考えると、
3,300円 ÷ 0.005=660,000円となります。
| 月間カード決済額 | 0.5%の手数料差による削減額 |
|---|---|
| 10万円 | 500円 |
| 20万円 | 1,000円 |
| 30万円 | 1,500円 |
| 50万円 | 2,500円 |
| 66万円 | 約3,300円 |
| 100万円 | 5,000円 |
| 150万円 | 7,500円 |
| 200万円 | 10,000円 |
ただし、これはVisa・Mastercardの手数料差だけで計算した単純な損益分岐点です。実際には、
- 決済端末代
- POSレジなどの機能
- ネットショップ
- 予約システム
- その他の決済手段
- 契約期間
なども考慮する必要があります。したがって月66万円を超えたら必ずスタンダードという意味ではありません。
JCB・AMEXなどの場合は計算が変わる
JCB・American Express・Diners Club・Discoverについては、
| フリープラン | 2.48% |
| スタンダードプラン | 2.38% |
で、差は0.10ポイントです。
同じように月額3,300円だけを手数料差で回収すると、3,300円 ÷ 0.001=3,300,000円となります。
つまり、JCBなどの決済だけで見ると、損益分岐点はかなり高くなります。
ここから分かるのは、スタンダードプランを判断するときはクレジットカード売上全体の構成を見ることが重要ということです。
Visa・Mastercardの比率が高い店舗と、電子マネーやQRコード決済が中心の店舗では、月額3,300円の価値が変わります。
STORES決済の決済手数料はすべて1.98%ではない
ここもSEO記事では差別化しやすいポイントです。
STORES 決済は手数料1.98%~という表現だけを見ると、すべての決済が1.98%になるように感じるかもしれません。
しかし、実際には決済手段によって料率が異なります。
スタンダードプランでは、中小特別料率が適用される場合、Visa・Mastercardが1.98%、JCB・American Express・Diners Club・Discoverが2.38%です。一方、交通系電子マネー、QUICPay、iD、QRコード決済は3.24%とされています。
そのため、キャッシュレス売上が月100万円あるというだけでは、どのプランが安いか判断できません。
100万円の内訳が、
| Visa・Mastercard | 80万円 |
| QRコード | 10万円 |
| 電子マネー | 10万円 |
なのか
| Visa・Mastercard | 20万円 |
| QRコード | 40万円 |
| 電子マネー | 40万円 |
なのかで結果は変わります。
STORES決済の中小特別料率は必ず確認したい
STORES決済で特に注意したいのが、中小特別料率です。
STORESの公式FAQによると、中小企業・小規模事業者を対象に、通常より低い決済手数料が適用される制度があります。
中小特別料率では、STORES 決済の対面クレジットカードについて、
| 決済ブランド | スタンダード | フリー |
|---|---|---|
| Visa・Mastercard | 1.98% | 2.48% |
| JCB・AMEX・Diners・Discover | 2.38% | 2.48% |
となっています。
一方、通常料率ではクレジットカードの料率が異なります。
そのため、料金を比較するときは、STORES 決済は何%ではなく、自分の店舗にどの料率が適用されるのかまで確認することが重要です。
なお、中小特別料率には適用条件があります。年間の対面キャッシュレス決済額が3,000万円を超える場合などは対象外となることがあります。
STORES決済の決済端末はいくら?月額料金だけで判断しない
STORES決済では、決済端末の費用も確認しておきましょう。
公式FAQでは、STORES決済端末の通常価格は27,720円(税込)と案内されています。
ただし、契約形態によって扱いが異なります。
フリープラン
決済端末を購入。
スタンダードプラン・月契約
端末を購入する形になります。
スタンダードプラン・年契約
初回配送端末1台が無償貸出となります。
したがって、スタンダードは月額3,300円だから高いと判断する前に、端末代まで含めて考える必要があります。
STORES決済の振込手数料はかかる?
店舗にとって意外と気になるのが売上の入金です。
STORES決済では、入金方法によって振込手数料の扱いが異なります。
公式情報では、手動入金で売上合計が10万円未満の場合、振込手数料200円がかかります。
一方、自動入金では振込手数料が無料と案内されています。
つまり、売上が少ない店舗ほど、毎回手動で少額入金するよりも、入金方法を含めて運用を考えたほうがよいでしょう。
STORES決済は決済端末だけのサービスではない
STORES決済の料金を考えるうえで、もう一つ重要なのが、STORESの他サービスとの組み合わせです。スタンダードプランでは、STORES決済だけでなく、
- STORES レジ
- STORES ネットショップ
- STORES 予約
- モバイルオーダー
- データ分析
など、店舗運営に関係する複数のサービスを利用できます。
そのため、キャッシュレス決済だけ使いたい人とPOSレジやネットショップもまとめたい人では、スタンダードプランの価値が大きく違います。
ここはSTORES決済の月額料金を判断するときに、非常に重要なポイントです。
月額3,300円で店舗運営全体を見直せる
たとえば、これから店舗を開業する場合を考えてみましょう。
必要になるのは決済端末だけではありません。
- POSレジ
- キャッシュレス決済
- ネットショップ
- 在庫管理
- 売上管理
- 予約管理
など、店舗の業態によってさまざまな仕組みが必要になります。
STORESではこれらを組み合わせて利用できます。
そのため、単純に決済手数料が何%かだけを比較するのではなく、毎月、店舗運営にいくら払っているかという視点で考えると、見え方が変わります。
逆に、スタンダードプランが向かないケースもある
ここはSTORES決済がお得という結論だけにしないために、あえて押さえておきたいポイントです。例えば、
- キャッシュレス決済の利用がほとんどない
- 売上がまだ安定していない
- POSレジなどの追加機能を使わない
- 月額固定費をできるだけ抑えたい
という店舗なら、フリープランのほうが料金構造をシンプルにできます。
公式もフリープランについて、固定費をかけずにキャッシュレス決済を試したい店舗などを対象として案内しています。
つまり、スタンダードプラン=誰にとっても得ではありません。店舗の決済額と必要な機能によって選ぶことが重要です。
店舗タイプ別に考えるSTORES決済の選び方
開業直後の店舗
売上がまだ読めないなら、月額0円のフリープランから検討する方法があります。
固定費を増やさずにキャッシュレス決済を導入できるため、初期の資金負担を抑えやすいのが特徴です。
小規模サロン・個人店舗
キャッシュレス決済の比率が高くなってきたら、スタンダードプランも比較対象になります。特にVisa・Mastercardの決済が多い場合は、0.50ポイントの手数料差が売上に応じて効いてきます。
飲食店
クレジットカードだけでなく、QRコード決済や電子マネーなど、複数の決済方法を使うことがあります。そのため、クレジットカードの手数料だけで判断しないことが大切です。
小売店
POSレジや在庫管理まで必要になるケースでは、STORESの複数サービスをまとめて利用できる点も比較材料になります。
STORES決済はSTORES レジとの連携にも対応しており、キャッシュレス決済の売上をPOSレジ側で管理できます。
STORES決済の月額料金を判断する3ステップ
料金表を見るだけでは迷う方は、次の順番で計算すると分かりやすくなります。
STEP1:月間キャッシュレス決済額を出す
まず、月にいくらキャッシュレス決済されているかを確認します。
STEP2:決済ブランドの内訳を見る
次に、
- Visa
- Mastercard
- JCB
- American Express
- 電子マネー
- QRコード
など、決済方法の割合を確認します。
STEP3:月額料金と合算する
最後に、決済手数料+月額料金+端末費用+振込関連費用を合わせて考えます。
この方法なら、月額0円だからフリーという単純な選択ではなく、自店に合った判断ができます。
STORES決済の料金をシミュレーションしてみる
例えば、月間キャッシュレス決済額が100万円あり、その大部分がVisa・Mastercardだったとします。単純化して100万円すべてがVisa・Mastercardだった場合、
フリープラン
100万円 × 2.48%= 24,800円
スタンダードプラン
100万円 × 1.98%= 19,800円
スタンダードプランの月額3,300円を加えると、19,800円+3,300円= 23,100円
この単純計算では、
| フリープラン | 24,800円 |
| スタンダードプラン | 23,100円 |
となり、スタンダードのほうが1,700円低くなります。
もちろん、実際の店舗では決済ブランドの構成や契約条件が異なるため、これはあくまでシミュレーションです。
しかし、ここから分かるのは、月額3,300円を払う=必ずコスト増ではないということです。
STORES決済のメリットとは
ここまで料金を見てきましたが、店舗目線で見るとメリットは大きく4つあります。
月額0円から始められる
フリープランなら月額料金0円から利用できます。キャッシュレス決済を初めて導入する店舗にとって、固定費を抑えられるのは大きなポイントです。
決済手数料を抑えられるプランがある
スタンダードプランでは、条件に応じてVisa・Mastercardが1.98%、JCBなどが2.38%となります。
決済端末1台を無料で利用できるケースがある
スタンダードプランの年契約では、初回配送端末1台が無償貸出です。
POSレジなどと組み合わせられる
STORES決済だけでなく、POSレジやネットショップなど、店舗運営に必要なサービスをまとめて利用できます。
STORES決済の注意点・デメリットとは
一方で、導入前に確認しておきたいポイントもあります。
月額0円でも決済手数料はかかる
無料なのは月額料金であって、決済そのものが無料になるわけではありません。
決済手段によって手数料が違う
1.98%~だけを見て判断すると、実際のコストとズレる可能性があります。
スタンダードプランには契約条件がある
スタンダードプランは契約形態によって料金が異なり、年契約の場合は契約期間にも注意が必要です。
端末代も確認が必要
フリープランやスタンダードの月契約では端末購入が必要となるため、初期費用まで含めて考える必要があります。
よくある質問
STORES 決済の月額料金はいくらですか?
フリープランは月額0円、スタンダードプランは年契約・月払いの場合、月額3,300円(税込)です。
STORES 決済は月額0円で使えますか?
フリープランなら月額料金0円で利用できます。ただし、決済手数料や端末費用などは別途かかります。
STORES 決済の手数料は何%ですか?
決済手段やプラン、適用される料率によって異なります。中小特別料率のスタンダードプランではVisa・Mastercardが1.98%、JCB・American Express・Diners Club・Discoverが2.38%です。
決済端末はいくらですか?
通常価格は27,720円(税込)です。スタンダードプランの年契約では初回配送端末1台が無償貸出となります。
振込手数料はかかりますか?
手動入金で売上合計が10万円未満の場合、200円の振込手数料がかかります。自動入金は振込手数料無料と案内されています。
まとめ|STORES決済は月額料金だけで判断しない
STORES決済の料金を調べると、月額0円という分かりやすいメリットに目が行きます。しかし、本当に重要なのは月額料金だけではありません。
店舗側が確認したいのは、毎月、最終的にいくら支払うのかです。STORES決済には、
- 月額0円のフリープラン
- 月額3,300円のスタンダードプラン
- 決済手数料1.98%~
- 決済端末27,720円
- スタンダード年契約で端末1台無料
- 売上10万円未満の手動入金では200円の振込手数料
といった料金体系があります。
そして、スタンダードプランを検討するときに覚えておきたいのが、
という考え方です。
特にVisa・Mastercardの決済額が大きい店舗では、フリープランとの0.50ポイントの手数料差が効いてきます。
一方、キャッシュレス決済がまだ少なく、固定費をできるだけ抑えたい店舗なら、月額0円のフリープランから始める方法もあります。
STORES 決済がお得かどうかは、店舗によって答えが変わります。
だからこそ、導入前には月額料金だけでなく、月間決済額・決済ブランドの構成・端末費用・必要な店舗機能まで含めて比較することが大切です。

