「キャッシュレス決済を導入したいけれど、Square(スクエア)とAirペイ(エアペイ)のどちらを選べばいい?」
店舗のキャッシュレス決済を検討している方なら、一度は迷うポイントではないでしょうか。
SquareとAirペイは、どちらもクレジットカード・電子マネー・QRコード決済などに対応しており、共に初期費用や月額固定費を抑えて導入できる人気の決済サービスです。
ただし、決済手数料、入金サイクル、必要な端末、POSレジとの連携、オンライン販売への対応などには違いがあります。
先に結論を言うと、
がおすすめです。とはいえ、店舗の業種や売上規模によって最適なサービスは変わります。
この記事では、店舗オーナーの目線からSquareとAirペイを比較し、「結局どっちを選べばいいのか」をできるだけわかりやすく解説します。
ひと目でわかる!Square vs Airペイ 比較一覧表
まずは全体の概要を比較表でまとめました。
| 各項目 | Square | Airペイ |
|---|---|---|
| 端末種類 | 5種類+スマホ決済 | 1種類+スマホ決済 |
| 対応OS | iOS / Android の両方 | iOS(iPad/iPhone)のみ |
| 決済手段 | ・一括払い ・継続課金 ・オンライン決済 ・回数券(※条件あり) | ・一括払い ・継続課金 ・オンライン決済 ・回数券(※条件あり) |
| クレジットカード手数料 | 2.50%〜3.25% | 2.48%〜3.24% |
| 初期費用 | 4,980円~(端末による) | 0円(キャンペーン適用時) |
| 月額料金 | 0円 | 0円 |
| 振込手数料 | 全銀行で完全無料 0円 | 全銀行で完全無料 0円 (※ゆうちょ不可) |
| 入金サイクル | 最短翌営業日(三井住友/みずほ等) | 月3回〜月6回(銀行による) |
| 端末保証の期間 | 1年間 | 6ヶ月 |
| 審査期間 | 最短当日15分 | 最短3日 |
| サポート体制 | 10:30~18:00 | 9:30~23:00 |
SquareとAirペイの最大の違いは「何を重視するか」
SquareとAirペイは、単純に「どちらが優れている」というサービスではありません。
Squareは「決済+店舗運営」をまとめたい人向け
Squareは決済だけでなく、POSレジ、請求書、オンライン販売、予約管理など、店舗運営に必要な機能を横断的に利用できます。そのため、
という方と相性が良いサービスです。
Airペイは「店舗の決済環境を整えたい人」に向いている
一方、AirペイはAirレジとの連携によって、注文入力から会計、キャッシュレス決済までをスムーズにつなげられる点が大きな魅力です。特に、
- 飲食店
- 小売店
- 美容室
- サロン
- 個人経営の店舗
などで、Airレジを利用したい場合には有力な選択肢になります。
【比較①】決済手数料はSquareとAirペイどっちが安い?
キャッシュレス決済を導入するなら、最も気になるのが決済手数料でしょう。
ただし、「Squareは○%、Airペイは○%」と単純に比較するのは危険です。決済ブランドや契約条件によって手数料が変わるためです。
Squareの決済手数料
Squareの対面決済は、一定条件を満たす中小企業などの場合、主要カードブランドで2.5%~となっています。
条件に該当しない場合は3.25%~、またはカスタム手数料が適用される場合があります。
月額固定費や振込手数料などの追加コストを抑えやすく、決済時の手数料を中心に考えればよい料金体系になっています。
Airペイの決済手数料
Airペイは決済方法によって手数料が異なります。
通常のクレジットカード・電子マネーは3.24%で、交通系電子マネーやQRコードなどでは異なる料率が設定されています。
さらに、現在はVisa、Mastercard、JCB、American Express、Diners Club、Discoverについて、条件を満たして審査に通過した場合に2.48%となる「決済手数料ディスカウントプログラム」も提供されています。つまり、
【比較②】初期費用・月額費用はどちらがお得?
| 各項目 | Square | Airペイ |
|---|---|---|
| 初期費用 | 4,980円~ | 0円 |
| 月額費用 | 0円 | 0円 |
| 振込手数料 | 0円 | 0円 |
ここはSquareとAirペイのどちらを選んでも、大きな負担になりにくい部分です。
Airペイは初期費用・月額費用・振込手数料が0円です。ただし、利用にはiPadまたはiPhoneが必要で、カードリーダーは無償貸与されます。
Squareも決済サービス自体は月額固定費なしで利用でき、決済手数料以外の費用をわかりやすく抑えています。したがって、
ただし、端末代や追加機能、POSレジの有料プランなどは別途確認しましょう。
【比較③】入金サイクルはSquareが強い
店舗経営では、決済手数料と同じくらい重要なのが「売上がいつ入金されるか」です。
この点では、Squareが大きな強みを持っています。
Squareの入金

| 銀行口座 | 入金日 |
|---|---|
| 三井住友銀行 | 翌営業日 |
| その他の金融機関 | 毎週金曜日 |
翌営業日入金パターン

毎週金曜日入金パターン

という入金サイクルです。振込手数料は無料です。さらに、必要な場合には即時入金サービスも利用できます。
Airペイの入金
Airペイは、登録する金融機関によって入金回数が変わります。

| 銀行口座 | 入金日 |
|---|---|
| 三井住友銀行・三菱UFJ銀行・みずほ銀行 | 最大月6回 |
| その他の金融機関 | 最大月3回 |
最大月6回パターン

最大月3回パターン

入金の早さならSquare
「売上をできるだけ早く口座に入れてほしい」という店舗なら、Squareの優位性が大きいでしょう。特に、
- 開業したばかり
- 仕入れ資金を早く確保したい
- 資金繰りを重視したい
- 日々の売上を早く確認したい
という店舗では、入金サイクルが選定ポイントになります。
【比較④】対応している決済方法はどっちが多い?
キャッシュレス決済では、「クレジットカードだけ使えればいい」という店舗は少なくなっています。
交通系IC、PayPayなどのQRコード決済、スマートフォン決済など、できるだけ多くの決済方法に対応したい店舗も増えています。
Airペイは、クレジットカード、交通系電子マネー、iD、QUICPay、QRコード決済など92種類と幅広い決済手段に対応しています。
一方、Squareもクレジットカード、交通系IC、iD、QUICPay、QRコード決済などに対応しています。
【比較⑤】POSレジとの連携ならAirペイが強い
飲食店などで特に重要なのがPOSレジとの連携です。Airペイは、無料で利用できるPOSレジアプリ「Airレジ」と連携できます。
注文入力から会計、キャッシュレス決済までをつなげられるため、レジ業務を効率化しやすいのが特徴です。
たとえば飲食店なら、
注文入力 → 会計金額確定 → キャッシュレス決済 → 売上管理
という流れをスムーズにできます。
「すでにAirレジを使っている」「Airレジを導入したい」という店舗なら、Airペイはかなり有力です。
【比較⑥】SquareはPOS・店舗運営機能が充実
Squareも単なる決済端末ではありません。Square POSを中心に、
- 売上管理
- 在庫管理
- 顧客管理
- オンライン販売
- 請求書
- 予約管理
など、店舗運営を支える機能を利用できます。また、Squareには小売業向けのPOSプランや予約管理サービスなども用意されています。そのため、
という場合はSquareのメリットが大きくなります。
【比較⑦】オンライン販売をするならSquareが有力
実店舗だけでなく、
- ECサイト
- オンラインショップ
- ネット予約
- オンライン請求
- リンク決済
なども活用したいなら、Squareが候補になります。
Squareにはオンライン販売向けのサービスが用意されており、Square オンラインビジネスなどを利用できます。
オンライン決済の手数料はサービスによって異なり、Square オンラインビジネスでは3.6%などの料金設定があります。
つまりSquareは、
という形で事業を広げたい店舗との相性が良いサービスです。
【比較⑧】導入が早いのはどっち?
SquareとAirペイの導入スピードを比較すると、圧倒的に早いのは「Square」です。
店舗のオープン日や利用開始したいタイミングに合わせて選ぶ際の参考にしてください。
| 決済代行会社 | 申し込みから利用開始までの目安 | 主な特徴 |
|---|---|---|
| Square(スクエア) | 最短当日 〜 数日 | Visa / Master等は即日〜数日で利用可能。端末が届く前でもオンライン決済やタッチ決済(Tap to Pay)がすぐ使える。 |
| Airペイ(エアペイ) | 約2週間 | 審査通過後にカードリーダーが届き、初期設定を経て使えるようになるまで約2週間かかる。 |
【比較⑨】操作性はどちらがいい?
操作性については、店舗のスタッフや業種によって評価が変わります。
Squareは決済からPOSまで一体化した設計で、決済だけでなく売上・商品・顧客などをまとめて管理したい店舗に向いています。
Airペイは、Airレジと組み合わせることで、レジ業務と決済業務を連携できます。
その為
という考え方ができます。
【比較⑩】SquareとAirペイのメリット・デメリット
ここまでの内容を、メリットとデメリットで整理します。
Squareのメリット
- 対面決済手数料が2.5%~となる条件がある
- 入金が早い
- 振込手数料が無料
- POS機能が充実
- オンライン販売にも対応
- 予約・請求など店舗運営機能が豊富
- 店舗の成長に合わせて機能を追加しやすい
Squareのデメリット
- 少なからず初期費用が発生する場合がほとんど
- 高度な機能では月額料金が発生する場合がある
- レジを中心に店舗運営したい場合はAirペイのほうが自然なケースがある
Airペイのメリット
- 初期費用・月額固定費が0円
- 振込手数料が無料
- 幅広い決済ブランドに対応
- Airレジとの連携が可能
- 店舗の会計業務とキャッシュレス決済を組み合わせやすい
- 一部の決済方法では低い手数料率が設定されている
- 決済手数料ディスカウントプログラムもある
Airペイのデメリット
- iPadまたはiPhoneが必要
- Squareと比較すると入金頻度は遅い
- オンライン販売などを含めた店舗運営機能ではSquareのほうが選択肢を広げやすいケースがある
- 決済手数料は決済方法によって異なるため、導入前の確認が必要
【比較⑪】サポート体制 時間が長いのはどっち?
サポート時間が長いのは、Airペイとなります。
| サポート体制 | Square | Airペイ |
|---|---|---|
| サポート時間 | 10:30~18:00 | 9:30~23:00 |
月間売上100万円なら手数料はいくら違う?
決済手数料の違いをイメージするため、仮にキャッシュレス決済の売上が月100万円だった場合を考えてみましょう。
| 決済手数料 | 金額 |
|---|---|
| 2.5% | 25,000円 |
| 3.24% | 32,400円 |
差額は月7,400円。年間では88,800円になります。
ただし、実際の手数料は決済ブランド、契約条件、適用されるプログラムなどによって変わるため、これはあくまで比較用の単純計算です。
だからこそ、導入前に「自店で実際に利用される決済方法」と「年間キャッシュレス決済額」を確認しておきましょう。
SquareとAirペイを「手数料だけ」で選んではいけない理由
ここは非常に重要です。
たとえば、決済手数料が0.1%安いサービスを選んだとしても、入金サイクルやPOS機能が店舗に合わなければ、業務効率が悪化する可能性があります。逆に、多少手数料が高くても、
- レジ作業が簡単になる
- 売上管理が楽になる
- 入金が早くなる
- オンライン販売まで管理できる
のであれば、店舗全体ではメリットになる場合があります。つまり、
SquareとAirペイを選ぶときのチェックポイント7つ
最後に、どちらを選ぶべきか迷ったときのチェックポイントをまとめます。
① 月間のキャッシュレス決済額
売上規模が大きいほど、手数料率の差が経営に影響します。
② よく使われる決済ブランド
Visaだけでなく、交通系IC、PayPayなど、実際のお客様が利用する決済方法を確認しましょう。
③ 入金スピード
資金繰りを重視するなら、Squareの入金サイクルは大きな比較ポイントです。
④ POSレジ
Square POSを使うならSquareでまとめるメリットがあります。
⑤ オンライン販売
ECサイトやオンライン決済も利用するなら、Squareの機能が魅力的です。
⑥ 必要な端末
AirペイはiPadまたはiPhoneが必要です。
Squareは利用する端末・構成によって必要な機器が変わります。
⑦ 今後の店舗展開
「今は小さな店舗だけど、将来的にECや2号店も展開したい」という場合は、現在だけでなく将来の運営まで考えて選びましょう。
業種別でのおすすめ決済会社とは
飲食店ならSquareとAirペイどっち?
飲食店の場合は、Airレジを使うかどうかが大きな判断ポイントです。
Airレジを中心に、「注文入力→会計→キャッシュレス決済→売上管理」
まで一連の流れを作りたいなら、Airペイとの組み合わせが候補になります。
一方、
- テイクアウト
- EC
- オンライン販売
- 予約
- 顧客管理
など、店舗外の販売や運営まで広げたい場合はSquareも有力です。
美容室・サロンならどっち?
美容室やサロンの場合は、決済だけでなく予約・顧客管理も重要になります。
Squareには予約管理サービスがあり、無料プランから利用できます。より高度な機能を使える有料プランも用意されています。そのため、
が候補になります。
一方で、すでにAirレジなどリクルート系のサービスを利用している場合はAirペイとの連携を優先して検討してもよいでしょう。
個人経営・小規模店舗ならどっち?
個人経営の店舗では、
- 初期費用
- 月額費用
- 決済手数料
- 入金スピード
- 操作の簡単さ
を総合的に見る必要があります。特に開業直後は資金繰りが重要なので、
という選び方がわかりやすいでしょう。
まとめ
SquareとAirペイのどちらが良いかは、「店舗の優先順位」によって決まります。
Squareがおすすめな店舗
次のような店舗ならSquareを優先して検討するとよいでしょう。
導入スピード:急ぎなら圧倒的に「Square」
申し込みから審査通過まで最短当日。Squareリーダーやスマホ(タッチ決済)を使えば、申し込み即日〜数日で決済可能になります。
💡 店舗目線の結論:
新規オープン間近で「とにかく今すぐキャッシュレス決済を導入したい!」という場合は、審査が圧倒的に早いSquare一択です。
売上を早く入金してほしい
Squareは、対象銀行なら翌営業日の入金に対応しています。資金繰りを重視する店舗には大きなメリットです。
💡 店舗目線の結論:
日々の仕入れや現金手元資金を重視する個人飲食店やサロンなどは、翌日振り込まれるSquareが非常に優位です。
レジ・端末のデザインと拡張性:スマートさ・多機能なら「Square」
超小型カードリーダー(4,980円)から、プリンター内蔵型の「Square Terminal」、レジ兼用の「Square Stand」まで5種類の端末ラインナップがあります。レジ周りをスタイリッシュにまとめたいならSquareがおすすめです。
💡 店舗目線の結論:
同じ導入するならお店の雰囲気に合わせた端末がいい
キャッシュレス決済以外もまとめたい
POS、予約、オンライン販売、請求など、店舗運営全体を効率化したいならSquareが向いています。
💡 店舗目線の結論:
1つの決済会社でまとめていた方が、経理の時がラク。
実店舗とネットショップを両方運営したい
「実店舗だけでなく、これからECも始めたい」という店舗にはSquareが使いやすいでしょう。
💡 店舗目線の結論:
1つの決済会社でまとめていた方が、経理の時がラク。
シンプルな料金体系を重視したい
Squareは決済手数料以外の固定費などをわかりやすく整理した料金体系になっています。
💡 店舗目線の結論:
料金体系が非常にシンプルで分かりやすいのが良い。
- シンプルな料金体系を重視したい
- 入金スピードを重視したい
- キャッシュレス決済以外の店舗機能も使いたい
- POS・予約・オンライン販売をまとめたい
- 将来的にネット販売も始めたい

「入金の早さ・店舗運営全体の拡張性」を重視するならSquare。
Airペイがおすすめな店舗
一方、次のような店舗ではAirペイが有力です。
Airレジを使いたい
これはAirペイを選ぶ大きな理由になります。Airレジとの連携によって、レジと決済をスムーズにつなげられます。
💡 店舗目線の結論:
初期費用、月額費用が0円から始められるので導入がしやすい。
幅広い決済方法に対応したい
Alipay+やWeChat Payなどの海外QRコード決済、dポイント・楽天ポイントなどのポイントサービスまで92種類以上の決済手段に一括対応できます。
💡 店舗目線の結論:
インバウンド(訪日外国人観光客)が多いエリアの店舗や、地方で「あらゆる決済に対応して機会損失を防ぎたい」場合はAirペイが強みを発揮します。
月額固定費を抑えたい
Airペイは初期費用・月額費用・振込手数料が0円です。
💡 店舗目線の結論:
初期費用、月額費用、振込手数料が0円なので導入がしやすい。
iPad・iPhoneを活用したい
すでに対応する端末を持っている店舗なら、導入環境を整えやすくなります。
💡 店舗目線の結論:
今ある端末で利用ができるので始めやすい。
- Airレジを使いたい
- インバウンド対策に対応がしたい
- 店舗の会計と決済をスムーズに連携したい
- 幅広い決済方法に対応したい
- 月額固定費を抑えたい
- iPad・iPhoneを活用して店舗の決済環境を整えたい

「Airレジとの連携・インバウンド対策・店舗会計の使いやすさ」を重視するなら
「とにかく安いほう」ではなく、自分のお店で一番使いやすく、長く運用しやすいほうを選ぶことが、キャッシュレス決済選びで失敗しないポイントです。
迷ったら「併用」という選択肢もアリ!
実は、SquareとAirペイは同一店舗で併用することが可能です。
パターン①
どちらも月額固定費が一切かからないため、両方に申し込んでおいても店舗側の維持費リスクは0円です。
パターン②
今回は、SquareとAirペイ、結局どっちがおすすめ?店舗目線での徹底比較について解説をさせていただきました。ぜひ自店舗の運用フローや顧客層に合わせて、最適なキャッシュレス決済サービスを導入してください。


